『[7巻] フェアリーテイル・クロニクル ～空気読まない異世界ライフ～ 7』のカバーアート

[7巻] フェアリーテイル・クロニクル ～空気読まない異世界ライフ～ 7

(KADOKAWA)

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[7巻] フェアリーテイル・クロニクル ～空気読まない異世界ライフ～ 7

著者： 埴輪星人
ナレーター： 矢尾 幸子
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このコンテンツについて

 砂漠の国・ダールでマイペースな生活を送っていた宏達。いくつかの出来事の中でも、できるだけ面倒事を避けて暮らしていた（つもりの）彼らの思いとは裏腹に、ついにダール王室から直々にお呼びがかかるのであった。（C）Haniwaseijin 2015 文学・フィクション・ライトノベル
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『転スラ』や『本好き』がほぼメインとなっている昨今。
久々にハマってしまった本ストーリーをぜひ聞いてほしく、レビューします。

モノ作りシリーズが好きな人は、ぜひ一度視聴してほしい作品となっています。
キャラクターの棲み分けについて、文章上若干難ありですが、そもそもキャラクターの数が多いことと普通の喋り方なら、
「まぁ、こんな感じかな」という感じのため、気にしなければ特に問題ないレベル。
また、今回、各キャラの過去の掘り下げがなされている話なので、かなり身に覚えのある《共感》を得やすい話だと言える。

気軽に聞けるテンポの良いストーリー展開とナレーターの落ち着いたゆっくりとした文字運び。
家事や仕事中など、ちょっとした息抜きにちょうどいい物語だと思います。

予想以上の傑作に聞くのが止められない

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。
埴輪星人さんの描く異世界ライフは、今回も安定のマイペースで進んでいきます。舞台は砂漠の国・ダール。宏たちの冒険が新たな展開を見せる中、彼らは「面倒事は避けて静かに暮らしたい」と思っているんですが、そんな願いもむなしく、王室からの召喚が待っています。

シリーズを読んで来た方は、もうお分かりですね。これが面倒事に巻き込まれる布石になってます。

このシリーズの特徴は何といっても、主人公たちの空気を読まない自由な行動。それが異世界にいるのに妙に日常的な生活感を生み出しているところが、なんともユニークな魅力ですね。ファンタジー世界にいるのに、どこか気楽でほっこりした雰囲気が漂っています。7巻でもそのスタイルは健在です。

ナレーションを担当する矢尾幸子さんの語りも絶妙。宏たちの緩いやり取りを軽やかに、でも情感たっぷりに演じてくれています。特にコミカルなシーンでのテンポの良さ、キャラクターのツッコミ合戦や爆弾発言は笑えるポイントです。リラックスしたい時に聴くのにぴったりの作品ですね。

ただ一つご注意を、キャラ同士のやり取りやドン引き発言、爆弾発言は思わず笑ってしまうポイントです。が、ヘッドフォンなどを使って聞いてると、気付かないうちに「うえっへっへっへっ」なんて笑ってしまう時があります。やらかすと、あなたがドン引きされますんで要注意。

ストーリーは、砂漠の国らしい独特の世界観が広がり、そこでのトラブルや事件が描かれています。ダールの国王からの召喚に対し、主人公たちはどんな対応を見せるのか？巻を重ねるごとに少しずつ謎が明らかになって来ます。7巻では次のステージに向けた重要な伏線もちらほら。次の展開が大いに気になります。

一方で、シリーズも7巻目に突入しているので、初めてこの作品に触れる方は少し入りづらいかもしれ。これまでの流れを知っていると楽しさが倍増するので、最初から聴くことをお勧めします。

まとめると、異世界ライフをコミカルに、でも確実に深みのある展開で描くこの作品は、今回も楽しませてくれました。肩ひじ張ることなく、力を抜いて楽しめる一冊です。ファンタジー好きで、ゆるい日常を愛する人には間違いなくおすすめのシリーズです。

異世界でマイペース！肩の力を抜いて楽しめるゆるファンタジー

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