蜃気楼
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ナレーター:
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斉藤 範子
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著者:
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芥川 龍之介
「僕」は友人達と一緒に蜃気楼を見に行くため、鵠沼に向かっていた。
ようやく海岸に着いたが、期待していたものを見ることはできず、ただ陽炎が揺らめいているだけ。
どこか憂鬱な空気のなか浜辺を歩いていると、水葬した遺体についていたと思しき木札を見つけた。
空は晴れ渡っている。しかし「僕」には、却ってそれが不気味に感じられるのであった。
芥川龍之介(あくたがわ・りゅうのすけ)
大正期の小説家。1892年東京都生まれ。東大卒。乳児期から母方の実家で育てられた。
東京帝国大学在学中の1916年に第四次「新思潮」創刊号に発表した「鼻」が夏目漱石に絶賛され
文壇にデビューする。初期の古典を材料にした「羅生門」「芋粥」「地獄変」などの名作を経て、「点鬼簿」「歯車」など自己の周辺にテーマを得た作品に移行。
様々なトラブルで心身とも衰弱し、1927年に自殺して36歳の若さでこの世を去る。
没後、親友である菊池寛によって、芥川賞が創設された。©2022 PanRolling
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ある意味リアルを突き詰めていると言えるかもしれません。
まさに掴みどころのないお話し
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精神が不安定な主人公と友達、妻との日常の会話が中心で、特に派手さはありませんが、重くもないので安心して聴けます。
芥川竜之介の作品の中では比較的明るい描写もありますので、比較的軽い気持ちで聴けると思います。
晩年の作品の中でも聴きやすい
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心によって見える景色も変わる
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暗いなと思った不気味さや不安などが少しずつ覆されていく部分があり、物語全体の明暗のトーンが揺れているので、そこも蜃気楼のようで良いと思った。
見えない世界
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お話自体も短いので、初めて聴く方にも聴きやすい作品だと思います。
静かな気持ちで聴くお話
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