『真実の10メートル手前 (創元推理文庫)』のカバーアート

真実の10メートル手前 (創元推理文庫)

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真実の10メートル手前 (創元推理文庫)

著者: 米澤 穂信
ナレーター: 中宮 沙希
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概要

ジャーナリスト太刀洗万智が出合う六つの事件。
米澤穂信が放つ、粒揃いの作品集!
第155回直木賞候補作。

高校生の心中事件。二人が死んだ場所の名をとって、それは恋累心中と呼ばれた。週刊深層編集部の都留は、フリージャーナリストの太刀洗と合流して取材を開始するが、徐々に事件の有り様に違和感を覚え始める。太刀洗はなにを考えているのか? 滑稽な悲劇、あるいはグロテスクな妄執――己の身に痛みを引き受けながら、それらを直視するジャーナリスト、太刀洗万智の活動記録。「綱渡りの成功例」など粒揃いの六編、第155回直木賞候補作。©2018 Honobu Yonezawa Published in Japan by TOKYO SOGENSHA Co., Ltd. (P)2024 Honobu Yonezawa Published in Japan by TOKYO SOGENSHA Co., Ltd. (P)MEDIA DO Co.,Ltd.
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最も関連性の高い
クールな大刀洗万智記者が活躍する推理短編集。

太刀洗女史が取材対象者に誠実に向き合いながらも、綺麗ごとで終わらせないところに好感が持てる。
6つの中には、捻りがある作品や、イマイチの作品もあるが、全体として十分楽しめた。

バラエティがあって楽しめる

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出会えてよかったとおもえる。大刀洗マチも魅力。成長を知れる。

三連作の妙

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真実の10メートル手前は、謎を解いて終わるミステリーではなく、真実に「触れない」ことを選ぶ人間の物語でした。

太刀洗万智というジャーナリストは、事実に近づく力を持ちながら、最後の一線を越えない。そこにあるのは臆病さではなく、他人の人生を暴くことへの明確な自制です。読んでいて何度も、「ここまで分かっているなら書けるのに」と思わされるのに、彼女は書かない。その判断が、毎回静かな痛みとして残ります。

短編集ですが、どれも方向性は一貫しています。真実は常に単純ではなく、暴けば誰かを救うどころか、別の誰かを壊してしまうこともある。太刀洗はその現実を分かった上で、自分の職業倫理と個人の感情の間で揺れ続けます。その揺れ方が、とても人間的でした。

派手さはありません。どんでん返しも控えめです。ただ、読み終えたあとに残るのは、「知ること」と「伝えること」は同義ではない、という重たい感触です。真実の10メートル手前で立ち止まることは、逃げではなく、選択なのだと静かに突きつけられました。

個人的には、ミステリーとしての快感よりも、後味の苦さと誠実さの方が強く残った一冊です。正解を示さないからこそ、考え続ける余地がある。その余白こそが、この作品のいちばんの魅力だと思います。

真実に届かない、その距離を引き受ける覚悟

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さよなら妖精を読んだ方には懐かしい、あの方が登場します。おかわりがなくてうれしい。

懐かしい

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