真実の10メートル手前 (創元推理文庫)
カートのアイテムが多すぎます
ご購入は五十タイトルがカートに入っている場合のみです。
カートに追加できませんでした。
しばらく経ってから再度お試しください。
ウィッシュリストに追加できませんでした。
しばらく経ってから再度お試しください。
ほしい物リストの削除に失敗しました。
しばらく経ってから再度お試しください。
ポッドキャストのフォローに失敗しました
ポッドキャストのフォロー解除に失敗しました
Audibleプレミアムプラン30日間無料体験
オーディオブック・ポッドキャスト・オリジナル作品など数十万以上の対象作品が聴き放題。
オーディオブックをお得な会員価格で購入できます。
30日間の無料体験後は月額¥1500で自動更新します。いつでも退会できます。
¥3,500 で購入
-
ナレーター:
-
中宮 沙希
-
著者:
-
米澤 穂信
米澤穂信が放つ、粒揃いの作品集!
第155回直木賞候補作。
高校生の心中事件。二人が死んだ場所の名をとって、それは恋累心中と呼ばれた。週刊深層編集部の都留は、フリージャーナリストの太刀洗と合流して取材を開始するが、徐々に事件の有り様に違和感を覚え始める。太刀洗はなにを考えているのか? 滑稽な悲劇、あるいはグロテスクな妄執――己の身に痛みを引き受けながら、それらを直視するジャーナリスト、太刀洗万智の活動記録。「綱渡りの成功例」など粒揃いの六編、第155回直木賞候補作。©2018 Honobu Yonezawa Published in Japan by TOKYO SOGENSHA Co., Ltd. (P)2024 Honobu Yonezawa Published in Japan by TOKYO SOGENSHA Co., Ltd. (P)MEDIA DO Co.,Ltd.
こちらもおすすめ
adbl_web_anon_alc_button_suppression_t1
太刀洗女史が取材対象者に誠実に向き合いながらも、綺麗ごとで終わらせないところに好感が持てる。
6つの中には、捻りがある作品や、イマイチの作品もあるが、全体として十分楽しめた。
バラエティがあって楽しめる
問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。
三連作の妙
問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。
太刀洗万智というジャーナリストは、事実に近づく力を持ちながら、最後の一線を越えない。そこにあるのは臆病さではなく、他人の人生を暴くことへの明確な自制です。読んでいて何度も、「ここまで分かっているなら書けるのに」と思わされるのに、彼女は書かない。その判断が、毎回静かな痛みとして残ります。
短編集ですが、どれも方向性は一貫しています。真実は常に単純ではなく、暴けば誰かを救うどころか、別の誰かを壊してしまうこともある。太刀洗はその現実を分かった上で、自分の職業倫理と個人の感情の間で揺れ続けます。その揺れ方が、とても人間的でした。
派手さはありません。どんでん返しも控えめです。ただ、読み終えたあとに残るのは、「知ること」と「伝えること」は同義ではない、という重たい感触です。真実の10メートル手前で立ち止まることは、逃げではなく、選択なのだと静かに突きつけられました。
個人的には、ミステリーとしての快感よりも、後味の苦さと誠実さの方が強く残った一冊です。正解を示さないからこそ、考え続ける余地がある。その余白こそが、この作品のいちばんの魅力だと思います。
真実に届かない、その距離を引き受ける覚悟
問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。
懐かしい
問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。