幽霊譚 ~霊威~ 「呼ぶ女」
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ナレーター:
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ファンキー 中村
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著者:
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ファンキー 中村
私たちは、目にするこれらすべてを当たり前の日常だと思っている。
目に見えるものしか信じない、結構なことであろう。
「幽霊なんて信じない、だって私には見えないし」 それももっともであろう。
ここで少し考えてみよう。
もし、幽霊が生きている人間とまったく同じように目に見える姿をしているとしたら、
それでもまだあなたは同じことが言えるであろうか。
街で目にする人々が「生きている」と、あなたは言い切れるであろうか。
人は皆、自分の持つ知識、先入観、経験を通じて世界を見る。
この世に「ない」と証明できるものはない。
故に、それはただ知らないだけなのかもしれない。
街を往き交う人々、久しぶりに会う友人、ふと耳にする人声の主。
私たちの目にするこれらすべては、当たり前の日常なのである。
稀代の怪談師・ファンキー中村氏本人による、
怖くて面白い新時代の怪談コンテンツ。
呼ぶ女
中村氏の生涯初の怪談会の時に起こった不思議な体験。
友人の薦めにより、彼のマンションで怪談会をすることになった中村氏。
21時から始まった怪談会は26時に終了し、帰宅しようとした中村氏を引き止める友人。
仕方なく友人宅に泊まることになった中村氏であったが、
寝息を立てる友人の隣で考え事をしていると、女の子が呼ぶ声が聞こえることに気づく。
自分が呼ばれていると直感した中村氏が窓の外のテラスから下を覗くと、
一人の女の子がこちらを向いて呼んでいるのを見つける。
なんとなく見覚えのあるその子は、先程の怪談会を部屋の隅で聴いていた子であった。
急な事態を感じた中村氏は、急いで玄関を出てその子のところへ向かうことになったのだが…
(C)Pan Rolling
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