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『妖虫』のカバーアート

妖虫

著者: 江戸川 乱歩
ナレーター: 野口 晃
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あらすじ・解説

内容紹介
大学生の相川守はある晩、妹の珠子とその家庭教師殿村京子の三人で会食に出かけたレストランで、明晩行われる犯罪の話を知る。
殿村が読唇術で向かいの席の「青眼鏡の男」と相棒の秘密の会話を盗み読んだのだ。

次の日の深夜、守はその会話の中にあった空き家を訪れるが、そこで目にしたのは5日前に失踪した美人女優春川月子が無残に殺される現場であった。犯罪を行ったのは「赤サソリ」と名乗る凶悪な犯罪者であり、現場にはその犯罪の証――「悪魔の紋章」として赤いサソリの絵が血で描かれていた。

警察での取り調べが終わった後、その帰り道で守は例の青眼鏡の男を見つけて後をつけるが、見つかってしまい逆に拳銃を突きつけられて脅迫されて、立ち去るように言われる。

男はなぜか守の名を知っていた。
「どうして僕の名を知っているんだ」と虚勢を張る守に男は、
「お前は大切な俺の餌食の兄弟だからね」と言い、さもおかしそうに笑った。

「赤サソリ」の次の標的は、東京屈指の美少女学生として評判の、守の妹・珠子だと明かされた守は、戦慄した……
©2019 PanRolling.

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