Chapter-254 水素から電子を取り出す新しい触媒の発見
九州大学未来化学創造センターの小江誠司(おごうせいじ)教授のグループが、常温・常圧で水の中の水素から電子を取り出す作用を持つ物質の開発に成功しました。この研究は、燃料電池に変わる新しいエネルギー源として画期的な電池を生み出すことにつながると考えられ、将来ノーベル賞を受賞するかもしれない、産業上非常に有用な発見です。

Chapter-257 早起き遺伝子と恐がり遺伝子
健康な人が健康に早起きするのはよいことですが、体内時計が前にずれてしまう病気が原因で早起きをしてしまう人がいます。体内時計が原因の早起きもきちんと質の良い睡眠時間が確保できていればそれ自体は問題ないのですが、他の人と生活時間帯がずれてしまうと、円滑な社会生活を営む上で支障が生じ、そこから様々な新た問題が生まれることがありますので、一種の睡眠障害として扱われ、家族性睡眠相前進症候群といいます。

最新の科学情報をわかりやすく解説する情報番組「ヴォイニッチの科学書」。
過去のアーカイブを1か月ごとにご紹介します。
今回は2012年6月分をお楽しみください。

Chapter-433　どうして眠くなると脳の機能が低下するのか

Chapter-459　シーラカンスはすでに上陸の準備をしていた・・他スーパーコンピューター関連のニュース

Chapter-273　レスベラトロール
動物性脂肪のとり過ぎは、動脈硬化などの原因となり健康を害するとされています。ところが、フランスの農民は動物性脂肪を大量に摂取するにもかかわらず、心臓疾患が少ないことが知られていて、この矛盾をフレンチパラドックスと呼んでいます。1992年に提唱された概念です。

Chapter-258 月での水の存在
月の半径は約1700キロメートルで地球の約4分の1。質量は約80分の1。重力は地球の6分の1しかありませんので、宇宙飛行士はフワフワ歩きます。大気はほとんどありません。地球からの距離はだいたい40万キロメートル。地球の周りを27日とちょっとで1周します。地球の周りを回っているにもかかわらず、いつも地球に対し同じ面を向けているのも特徴です。

Chapter-263
最近耳にしなくなったオゾンホールの現状と地球温暖化との関係オゾン層とは大気中の特定の高度でオゾン濃度が高くなっている場所のことです。地表からの高度で言えば10キロから50キロの範囲に相当する成層圏に存在しています。成層圏の中でも最もオゾン濃度が高いのは高度20km縲・0kmですが、これは緯度や季節によって変化します。オゾン濃度が高いと言っても大気中の成分に占めるオゾンの割合はごくわずかなのですが、オゾンは紫外線を吸収する性質がありますので、地球上の生態系を太陽が出す紫外線から

最新の科学情報をわかりやすく解説する情報番組「ヴォイニッチの科学書」。
過去のアーカイブを1か月ごとにご紹介します。
今回は2011年11月分をお楽しみください。

Chapter-253 水にも構造がある
透明なコップに水を入れて観察してみると、水は見た目的には水分子がただひたすらぎっしりと詰まっているように見えますが、実は、塩や砂糖が粒状の構造を持っているのと同じように、水も構造を持っているのです。