とり天で喝! ゆうれい居酒屋4
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ナレーター:
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山田 みほ
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著者:
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山口恵以子
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シリーズを続ける
Audible制作部より
「ONLY FROM audible」とは、Audibleのみが提供・販売するデジタル音声作品です(オリジナル作品や、独自ナレーション作品等)。
また、毎回思うし、一巻のレビューでも書いたけれど、これはゆうれいでなくタイムスリップ。悩みを抱えた現代人が30年前の居酒屋へタイムスリップし、悩みをきいてもらう、というもので、おかみさんはあの世から戻ってきた幽霊ではありません。しかも悩みをきいてもらった人は二度とタイムスリップできないのでお礼も言えないし、おかみさんはどうなったかも知らずにこの後そんなに時間をたたず死んでしまう。今回判明したのは悩みを聞いてもらってない人は何回も来られるみたい。
やっと同じ時代の人がでてきて、今までにないほどとんでもなくお世話になっておきながら、しかも大出世していながら30年後まで一切お礼を言わない。しかも知らない人に抗生剤を渡すとかは、やっちゃいけないと思うけれど30年前だから。。。
また、おかみさんは幽霊を見たことがないと言われているけれど、この巻でなく、間違いなく過去二回は幽霊のお客さんが出てきてる。一人はおかみさんも気づいていたし。
なんだか巻を追うごとに、報われない気がする、おかみさんが気の毒になってきちゃいました。どうなったか知りたかったろうに。みんなお礼言いたかったろうに。でも最後の話以外はいつものようにほっこりしました。今後、このやりきれない感を解決してくれる話が出てくるといいな。
怖い話が入っています。要注意。
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何話かに流感の時に処方された抗生剤という話がありましたが、ウィルスに抗生剤は効きませんから処方されません。そういうのは調べてから書いたほうがいいと思います。また、なぜ酒が黄桜なのか知りたい。伏見の酒は、江戸の料理には甘すぎるのではないだろうか。
インフルで抗生剤は処方されません
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安定感
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これまでの「静かに寄り添う」「否定しない」姿勢は保ちつつも、今回は女将の言葉や態度に、わずかながら“線を引く強さ”が出ている。
とり天という題材が象徴的で、慰めではなく、腹を満たし体を立て直すための料理として描かれている。
癒やすだけでは足りない相手に対して、「それでも前に進め」と突き放すほどではないが、甘やかしもしない。そのバランスが今までよりはっきりしている。
登場する客の悩みも、自己責任や未熟さが原因のものが多く、読んでいて完全には肩入れできない人物もいる。
それでも物語は断罪に向かわず、本人が自分で気づく余地を残したまま終わる。この距離感は相変わらず上手い。
一方で、幽霊という要素が前面に出た話は、シリーズの中ではやや異質に感じた。
雰囲気としては浮いているが、「この店が何なのか」を曖昧なままにし続けてきたツケが、ここで少し表に出た印象もある。
全体としては安定しているが、安心しきってはいない。
ほっこりだけで終わらせない意志が見えた分、この先どこまで踏み込むのかが気になる巻だった。
変わらず疲れているときに選べるシリーズではあるが、
「優しさだけでは足りない場面もある」ということを、初めてはっきり示した一冊だと思う。
このシリーズが「ぬるさ」から一歩踏み出した
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