ep52-4『未完の西郷隆盛』(先崎彰容さん)/なぜ日本人は彼を論じ続けるのか?
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こんにちは、ホシノです。今回からはアワノさんの選書ターン。先崎彰容さんの著書『未完の西郷隆盛 日本人はなぜ論じ続けるのか』(新潮選書)をテーマにお届けします 。
大河ドラマで2回も主役になるほど、日本人に圧倒的な人気を誇る西郷隆盛 。今回の配信では、「なぜ私たちは150年も前の人物を、今もなお何回も引っ張り出したくなるのか?」という、この本が提示する本質的な問いについてアワノさんが紹介してくれました 。
アワノさんの解説によれば、そこには明治維新と第二次世界大戦(敗戦)という、日本が外国の圧力に負け、大きく変化した歴史が関係しているそうです 。西洋化や近代化(大久保利通的なもの)と引き換えに失ってしまった、日本人らしい死生観や「敬天愛人」に代表される思いやりの心 。それらを一身に体現している象徴として、私たちは西郷隆盛という存在にロマンを求めているのかもしれません 。
番組内では、氷河期世代として自身の生き方に迷いながら近代日本の思想を問い直す著者・先崎さんご自身の魅力にも触れています 。福沢諭吉から司馬遼太郎、三島由紀夫、吉本隆明に至るまで、錚々たる知識人たちがこぞって西郷隆盛を論じてきた背景は非常に興味深い内容でした 。
実は私自身も、西郷隆盛は好きな歴史上の人物だったのですが、以前「奄美大島」を訪れた際に、彼に対する少し違った見方が生まれる出来事がありました 。
次回の後編では、その奄美大島でのエピソードや、彼の島妻であった「とぅま(愛加那)」さんの話題も交えながら、さらに深掘りしていく予定です 。そちらも合わせてお楽しみに!まずは前編、ぜひお聴きください。
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