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NEW!naha.5-5「新しい人間観が変える世界〜人を信じるという選択」『Humankind 希望の歴史』エピソード5

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🐈️ Natsu選書 ˊˎ˗

⁠⁠⁠⁠『Humankind 希望の歴史 人類が善き未来をつくるための18章』⁠⁠⁠⁠

⁠⁠⁠⁠上⁠⁠⁠⁠・⁠⁠⁠⁠下巻⁠⁠⁠⁠ ルトガー・ブレグマン著(文藝春秋社)


『ヒューマンカインド 希望の歴史』を読み解くシリーズ、最終回。


私たちが暮らす多くの社会システム...学校、会社、政治、サービスが、「人は怠ける」「ズルをする」「管理しなければ動かない」という前提の上に築かれているという現実。

監視や罰則、目標管理といった仕組みが「人を正す」ために設けられている一方、そこには“人間を信頼しない構造”が根づいています。


もしもこの前提そのものを変えたら、社会はどう変わるのか?

ブレグマン氏は実際に世界各地の成功例を紹介しています。


ノルウェーの刑務所に見る「人間的扱い」の力

受刑者一人ひとりに個室があり、キッチンや音楽スタジオまで備えられている刑務所のケース。
厳重な監視ではなく、尊厳を守る「人としての扱い」を徹底しているのが特徴です。その結果、釈放から2年以内の再犯率はわずか20%。アメリカの60%と比べても圧倒的に低く、「人を人間として扱えば、人は人間らしく振る舞う」という理念が数字として証明されています。

ブレグマン氏はこの本で、「人間を信頼する生き方」のための10の指針を提示しています。

  1. 疑うよりも、まず最善を想定しよう。

  2. すべての関係をウィン・ウィンで考えよう。

  3. もっとたくさん質問しよう。

  4. 共感より、思いやりを育てよう。

  5. 同意できなくても、理解しようと努めよう。

  6. 他人を愛するように、自分も愛そう。

  7. ニュースから少し離れてみよう。

  8. 憎しみではなく、学びで過去を見つめよう。

  9. 善意を隠さずに表へ出そう。

  10. 現実的でありながら、希望を持とう。


これらのルールは理想論ではなく、実際に世界を変えつつある人々の生き方から生まれたもの。

人を信じるということは、単なる優しさではなく、未来を選び取る力です。
信頼のある社会は、効率ではなく安心を、競争ではなくつながりを育てていく。

この5回のシリーズを通して、誰かを信じる視点が少しでも増えたなら、それはすでに新しい人間観が芽生え始めている証です🌱


ぜひ、本も読んでみてくださいね!


・・・


【わたしから小さく始める世界平和 - naha 🕊️🌏️】

⁠⁠⁠⁠https://note.com/cohanatsu

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