『彩の国ボイスドラマ〜実力派声優たちが演じる”聴く埼玉”』のカバーアート

彩の国ボイスドラマ〜実力派声優たちが演じる”聴く埼玉”

彩の国ボイスドラマ〜実力派声優たちが演じる”聴く埼玉”

著者: Ks
無料で聴く

今ならプレミアムプランが3カ月 月額99円

2026年5月12日まで。4か月目以降は月額1,500円で自動更新します。

概要

埼玉県の魅力を「物語」で解き放つ・・・ 舞台は、歴史息づく行田の古墳から、深谷の街並み、そして神秘的な秩父の山々まで。各エピソードには、埼玉出身の声優を中心に、現在第一線で活躍する若手実力派キャストを起用。キャラクターの掛け合いを通じて、その土地の歴史、伝統、そして未来への想いを鮮やかに描き出します。 「彩の国」の新しい姿”聴く埼玉”。 通勤・通学のひとときに、あなたの耳から「まだ見ぬ埼玉」へ旅してみませんか?Ks
エピソード
  • ボイスドラマ「そこに愛があるから」(上里町)
    2026/03/23
    都会で働くラジオディレクター瑞生と、名古屋出身のパートナー希空。移住ロケで訪れた埼玉県上里町で、ふたりが見つけたのは――「どこで生きるか」ではなく「誰と生きるか」という答えだった。埼玉県北部・上里町を舞台に描く、静かで、あたたかい人生の物語【ペルソナ】・瑞生(みずき:27歳/CV:廣庭渓斗)=東京のラジオ局で働くディレクター。移住検討中・希空(きく:28歳/CV:中野さいま)=瑞生の上司でパートナー。名古屋出身。地元へ帰りたい【上里町 – 埼北移住 ~埼玉県北部地域移住交流サイト~】https://www.saihoku-ijuu.com/kamisato.html【シーン1/放送局のスタジオ】■SE/番組のエンドタイトル(jingle)「おつかれ!」深夜2時。防音壁に囲まれたスタジオでオレはパーソナリティを送り出す。ヘッドホンから流れるのは、生番組のエンディングテーマ。ADやミキサーのスタッフたちにも一人一人声をかける。「アナ尻、5秒巻いちゃったけど、あのノリなら全然アリだよね!」オレの名前は瑞生。都心のラジオ局で毎日キューをふるディレクターだ。そして・・・「放送事故じゃないけど、不体裁でしょ、これ」副調整室、略して「副調」の後ろで腕を組んでいるのがオレの先輩。プロデューサーの希空。すこ〜し辛口だけど、言うことはだいたい正しい。で、みんなが出てったあと、こそっと呟く。「こんな時間だけど、お腹減っちゃったぁ」1歳年上の彼女はプライベートじゃパートナーなんだ。その日の深夜も、打合せを兼ねて居酒屋へ。昭和か、っての。いや、打合せってのはガチで。春から始まる新番組なんだけど。都心で働く若者たちをターゲットに、移住をテーマにした番組。さまざまな情報をパーソナリティが紹介していく。もちろんPodcastでも展開する。移住ったって、どこでもいいわけじゃないよな。だから、最近オレたちは休みのたびにいろんなとこへロケハンしてる。ってか、ロケハン兼ねた、体のいい旅行だけど。先週は希空の実家、名古屋へ。でも東京から名古屋へ移住って・・・ちょっとないかなあ。彼女は帰りたがってるけど。【シーン2/神保原駅】■SE/駅前の雑踏次の日曜。オレたちは、神保原駅に降り立った。埼玉県最北端の駅。場所は、上里町(かみさとまち)。高崎線の中にある唯一の「町」なんだって。そう。ロケハンの場所は、埼玉県上里町。都会の喧騒を離れて90分。駅前だというのに、静寂が二人を包む。駅舎を出ると空が空が驚くほど広かった。「上里っていったら小麦だよね」という彼女のひとことで、オレたちは田園地帯へ。レンタカーを借りて、神流川を目指した。【シーン3/神流川・烏川へ向かう車中】■SE/車内の走行音「希空って、朝はパン派だったっけ?それともごはん?」「パンだけど・・どうかした?」「いや、別に・・」「私は移住、しないわよ」「そ、そんなこと言ってないし」「そう・・ならいいけど」おっと。やばいやばい。直球過ぎたかな。実はいまオレ、真剣に移住を考えてる。次の改編でお昼のワイド番組が決まってるし。そこで移住のコーナーも作っちゃったし。ちょうどいいタイミング。家賃とか物価とか、東京での生活はオレにはハードルが高い。局長に相談したら、半分リモートでも問題ない、って言われたんだ。ってことで・・風向きはもう、移住一直線なんだけど、ひとつだけ問題が・・・うう・・彼女、希空にまだ話してないんだ!彼女の出身は名古屋。酔っ払うといつも、名古屋に帰りた〜い、って言うんだよな。だからそっち方面の移住、ってのも考えたんだけど・・・距離がなぁ・・・番組のこともあっていろいろ調べてたら、彩北、埼玉の北部ってのが、結構ポイント高いんだ。群馬ほど遠くなくて、車も電車も交通の便がバッチリだし。で、今日、その彩北の上里へ来たってわけ。ホントは希空がパン派だってこともリサーチ済み。粉物が大好きだってことも知ってるから。ようし、ちょっとお腹すいちゃったから、ランチにするか。そこで陥落させてやるぞ!■SE/車内の走行音「冬の小麦畑って、なんだか寂しい感じね」「冬はね。でももう少ししたら、緑の...
    続きを読む 一部表示
    9 分
  • ボイスドラマ「燈がつなぐ夏」(美里町)
    2026/03/23
    「オレの足になってくれ」埼玉県美里町に400年以上続く伝統行事「百八燈」。兄の事故をきっかけに、その想いを受け継ぐことになった少女・青藍。反発、後悔、そして成長――灯りに込められた“つなぐ想い”を描く、ひと夏の物語。【ペルソナ】・青藍(せいら:14歳=中学二年生/CV:堀籠沙耶)=燈真の妹。東京へ行きたくて仕方ない・燈真(とうま:18歳/CV:廣庭渓斗)=青藍の兄。猪俣の百八燈を大切にしたいと思っている[猪俣の百八燈「子供たちが紡ぐ夏」】https://www.youtube.com/watch?v=neoQzM16qio【シーン1/七月後半の朝】■SE/初夏の蝉の声(ニイニイゼミかアブラゼミなど)「ざけんな!うちのどこがチャラいの!?」あ・・・だめだ。またキレちゃった・・・いや、うちのせいじゃない。お兄ちゃんが悪い。うちは青藍(せいら)。14歳。美里町の中学校に通う二年生。夏休みが始まったばかりの朝。空は抜けるように青く、山の稜線から顔を出した太陽が、田んぼの緑を鮮やかに照らし始める。4個上の兄は夏休みまで返上して、毎日毎日百八燈(ひゃくはっとう)/萬燈祭(ばんとうさい)の準備。朝から晩まで帰ってこないし。え?百八燈(萬燈祭)、知らない?百八燈(萬燈祭)っていうのはね、ここ美里町猪俣(いのまた)に伝わるお祭り。お盆の送り火行事?400年前から続いてるんだよ。戦時中も、コロナのときも途切れなかったんだって。堂前山(どうぜんやま)(山)の尾根にある百八つの塚。毎年8月15日の夜、塚に燈(あかり)を灯していくの。祭の中心は子どもたち。塚の修理から燈の準備までぜ〜んぶ子どもたちがおこなうのよ。すごいでしょ・・あ、言っとくけどうちは百八燈(萬燈祭)なんてキライだから。兄の燈真は、小学校5年生になると百八燈(萬燈祭)の若衆組(わかしゅうぐみ)に入った。それまで、夏休みはいつもうちと一緒に遊んでたのに。朝、ラジオ体操が終わるとそのまま公民館へ。お昼ごはんをみんなで食べたら堂前山へ。草むしりをして、塚の準備をして・・夕食の時間が過ぎても笛や太鼓の練習。よくわかんないけど、意気揚々と出かけていく・・なぁにがいいのか・・ゲームしてる方がよっぽど楽しいじゃん。うちには全然わかんない。今年は最年長だから、親方?ってのになって参加する子どもたちをまとめてるんだって。ばっかみたい・・ってぼそって言ったのが聞こえちゃって。『オマエみたいなチャラいやつに言われたくない。目ざわりだ』だって。チャラい?めざわり?売り言葉に買い言葉。で、冒頭のセリフ。「ざけんな!うちのどこがチャラいの!?」■SE/扉を閉める音〜駆け出す音家を飛び出して、自転車に乗る。走りながら目には涙が・・知らず知らず堂前山(山)の麓へ。国道のバイパスを渡ろうとしたとき・・・「あぶない!」「え?」■SE/急ブレーキの音と自転車の転倒音【シーン2/ER病棟の病室】■SE/ヒグラシの鳴き声■SE/病室の環境音(人工呼吸器の音)気がつくと、病院のベッドの上。パパとママがうちに背中を向けて立っている。その向こう。ベッドに寝かされているのは・・・おにいちゃん!?なんで!?手足に巻かれた包帯とギプス、人工呼吸器の音がうちをパニックにした。「ママ!」「パパ!」ママもパパも振り向いてうちを見る。でもすぐに優しく微笑み、状況を教えてくれた。うちが家を飛び出したあと、兄は自転車で追いかけたそうだ。もうすぐで追いつくってとき。うちはなんにも考えずに国道へ飛び出す。そこへ車が・・兄はうちを庇って、自転車ごと投げ飛ばされた。■SE/病室の環境音(人工呼吸器の音)幸い、命に別状はないということだけど。ギプスで固定された右腕と足首。足首はベッドの上に高く載せられている。松葉杖を使わなければトイレにも行けない。え?じゃあ、百八燈(萬燈祭)は?あんなにがんばってたのに・・病室の隅に置かれたパイプ椅子。兄が着ていた祭りの法被(はっぴ)がかけられている。鮮やかな藍色。消毒液の匂いが漂う真っ白な病室で、それは残酷なほど浮いて見えた。その夜。病室から帰ろうとするうちに、ママが声をかけた...
    続きを読む 一部表示
    10 分
  • ボイスドラマ「二人のタケル」(神川町)
    2026/03/23
    冬の田んぼに舞い降りる白鳥金鑽神社の杉木立城峯公園の冬桜そこで出会った不思議な少年は主人公と同じ「オッドアイ」を持っていた。「ボクは君だよ」白鳥伝説と家族の記憶がつながる静かな冬の物語・・・【ペルソナ】・倭奏(わかな:25歳/CV:宮白桃子)=東京丸の内で働くオッドアイの証券会社社員。帰省中・天翔(タケル:少年/CV:宮白桃子)=金鑽神社で出会った不思議な少年。実は倭奏の双子の弟【冬桜 - 神川町観光協会|花と自然と歴史の町へようこそ】https://www.kamikawa-kanko.com/category/news/flower/冬桜/【日本武尊と白鳥伝説】https://jswan.info/hpb/kaishi/25/25-2-7.pdf【シーン1/新里地区の白鳥】■SE/白鳥の鳴き声「ただいま」群れている白鳥たちに、私は声をかける。神川町新里(にいさと)地区。水を張った冬の田んぼに、白鳥は毎年やってくる。私の名前は倭奏(わかな)。東京・丸の内の証券会社で働いている。給料はそこそこだけど、私、株や証券にまったく興味がないんだ。だめだよね、これ。わかってる。そんな私には、もう一つの名前がある。ひらがなで「たける」。Web漫画投稿サイトのハンドルネームだ。幼い頃から絵が上手だと褒められ、調子に乗って漫画を描くようになった。休みの日に遊び半分で描きためた漫画。たま〜に投稿していた。別にプロを目指していたわけじゃないけど。その漫画が、あるWeb漫画サイトの編集者の目に留まった。”うちで12本連載してみませんか?”いきなりDMがきて、もうびっくり。待って待って。締切までに12本描くとなると、本業を休まないと。それに、その先のことを考えると・・・もうどうしたらいいの〜!?わかんないよ〜!で、いまここ。実家の神川に帰省中。ってか逃避行?実家と言ってもいまは、両親も祖父母も親戚も誰もいないけどね。仕事でちょっと行き詰まったりすると、こうして帰ってる。都合のいいセカンドハウスって感じ?そ。頭の中からっぽにして、白鳥の声を聴くの。なのに最近、帰ってくるたびに心に何かが引っかかる。大事なこと忘れてるような気がして・・・なんだろう・・・「本当に忘れちゃったの?」え?だれ?周りを見渡しても人っ子一人いない。あ〜、だめだ。幻聴〜私、本当に疲れちゃってるんだ。そのとき、白鳥たちが一斉に羽ばたき、神流川(かんながわ)の上空へと舞い上がっていった。■SE/白鳥の鳴き声【シーン2/金鑽神社のタケル】■SE/冬の野鳥(ツグミ、ジョウビタキなど)〜神社の鈴の音〜二礼二拍手の音金鑽神社(かなさな/じんじゃ)。昔からなにかあるたびにここへ来ていた。御神体は背後の御室山(みむろやま)。奈良の大神神社(おおみわじんじゃ)や諏訪大社(すわたいしゃ)と同じ。御神体を持たない神社。冬の日差しが漏れる杉木立のなか、石段を一段ずつ踏みしめる。お賽銭を投げ、お祈りして、顔を上げたとき、後ろから視線を感じた。振り返ると私の真後ろに少年が立っている。10歳くらい?「情けないなあ。そんなにびびっちゃって」「だれ?」「ボクのこと?」「当たり前でしょ。ほかにだれがいるの?」「ボク?ボクは・・・そうだなあ・・タケル・・タケルとでも呼んでよ」「なによ、それ?」「だって仕方ないでしょ。名前なんてないんだもん」イラっとしながら、タケルの顔をじっくりと覗き込む。すると・・・驚いた。私と同じオッドアイをしている。右目は淡い琥珀色、左目はグレーがかった青。私は逆に、右目が青、左目は琥珀色。まるで鏡を見ているようだ。「昨日も言ったけど、ボクのこと覚えてないの?」「昨日?」ハッ。まさか・・・ゾッとした。ひょっとしてこの子・・・人間じゃないの?「人間だよ」「え?ちょっと・・・私、声に出してないのに」「人間だった、って言った方がいいかな」「ゆうれい・・ってこと?」「失礼だなあ。そんな言い方」「え・・・ご、ごめんなさい」「ボクは君だよ、倭奏」「ど、どうして私の名前を?」「そんなことどうでもいいから」「よくない」「いま悩んでることって、ばかみたいだと思わない?」「な、なんて?」「人生なんて短いんだから、自分の進みたい道を...
    続きを読む 一部表示
    11 分
adbl_web_anon_alc_button_suppression_c
まだレビューはありません