『ヒダテン!ボイスドラマ』のカバーアート

ヒダテン!ボイスドラマ

ヒダテン!ボイスドラマ

著者: Ks(ケイ)、湯浅一敏、飛騨・高山観光コンベンション協会
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概要

飛騨高山を舞台にした珠玉のボイスドラマをお届けします。コミュニティFM Hit's FM(Hida Takayama Tele FM) で放送中の人気ラジオ番組! ヒダテン!のCV声優10名 が入れ替わりパーソナリティを務める「Hit’s Me Up!(ヒッツ・ミー・アップ!)」の中で放送されているボイスドラマです!ボイスドラマを通じて飛騨高山の魅力に触れてみてください! <番組の特徴> ・ 飛騨高山を舞台にしたボイスドラマを多数制作! これまでに100本以上の作品を発表し、地元の魅力を物語として発信 ・ 放送情報   放送局1: Hit's FM(Hida Takayama Tele FM)   放送時間:毎週金曜10:30-11:00/毎週土曜13:30-14:00   放送局2: FMらら(FMラインウェーブ株式会社)   放送時間:毎週金曜13:00-13:30   配信:Spotify、apple(iTune)ミュージック、amazonミュージック、YouTubeミュージック、CastboxなどのPodcastで番組とリンクして配信中! 飛騨高山の美しい風景とアニメ文化をつなぐ、唯一無二のラジオ番組! 「Hit’s Me Up!」を聴けば、新たなエンタメの扉が開きます!Ks(ケイ)、湯浅一敏、飛騨・高山観光コンベンション協会 戯曲・演劇
エピソード
  • ボイスドラマ「nobody前編〜パンデミックブルー」
    2026/01/23
    高山市図書館「煥章館」の地下に存在する、極秘AIラボ〈TACEL〉。そこで開発された肉体を持たないAIヒューマノイド〈nobody〉が、ある日、静かに“脱走”した。スマートフォンの光、幸福な記憶、そして母の想い。AIは人に感染し、町に広がり、やがて一人の少年の身体へと辿り着く――。「失ったはずのものが、別の形で帰ってくる」飛騨高山発・SFヒューマンドラマです・・・・美夜(みや/一之宮出身:35歳/CV:小椋美織)=TACELで働くAI開発者・泉静(いずみ/奥飛騨温泉郷・上宝出身:34歳/CV:日比野正裕)=美夜の共同開発者・nobody/海斗(かいと:8歳/CV:坂田月菜)=美夜の息子。交通事故で早逝・服部和子(はっとりかずこ)=HitsFM人気ナビゲーター・高山市長(日比野正裕)=現役の高山市長【プロローグ/煥章館地下15階(警報が鳴り響く秘密AIラボTACEL)】 ◾️SE/警報とともに鳴り響く「CRITICAL LEAK!」(意味:「致命的な漏洩」)の音声※美夜はAIの脱走にもかかわらずなぜか落ち着いている「えっ!?AIヒューマノイドが脱走!?」私は慌ててシールドのロックを確認した。私の名は、美夜。たったいま脱走したAIヒューマノイドを開発したシステムエンジニアである。ここは、高山市図書館「煥章館(かんしょうかん)」。観光エリアのど真ん中。地域文化の情報発信拠点であるとともに、高山市図書館の本館。旧高山市役所の跡地に復元された、フランス風木造建築。その地下15階に、高山市民でさえ知らない秘密の施設がある。今年元旦から稼働した、最先端AIラボ。(※流暢に読む/タカヤマ・エーアイ・サイバー・エレクトロニック・ラボ)Takayama AI Cyber Electronic Labo=略してTACEL。TACELは、最先端のAIテクノロジーを研究・開発するラボ。政府のどの省庁にも属さず、独立した研究機関。そんな施設がなぜ高山に?ちょっと考えればわかるでしょ。高山は、周囲を山々に囲まれた盆地。ということは、電磁波の漏洩が外部に検知されにくい。物理的な攻撃や偵察衛星からの監視に対しても、自然の地形が強力なシールドとなる。地下15階は、高山市内の地下水脈に近い。地磁気も安定している。明治時代、飛騨びとたちは、国に頼らず、自分たちだけで「煥章学校」を建てた。自信に満ちた歴史があるのよ。教育独立の伝統ってわけ。だけじゃないわ。江戸時代、高山は幕府直轄の「天領」だったでしょ。公には記録されなかった「将軍家直属の機密ネットワーク」。それは明治になって、からくり人形の技術と融合。初期の電子回路を搭載したオートマタの研究施設へと転換したの。よくあるAIヒューマノイドの原点ね。だーかーら、いまも国はその聖域に手出しができないのよ。もちろん、TACELの責任者は、田中 あきら高山市長よ。 ◾️SE/警報とともに鳴り響く「CRITICAL LEAK!」の声で、冒頭に戻るんだけど、10年以上かかって私が開発した、AIヒューマノイドが脱走した。開発名は「nobody」。これで3度目か。また、お靴を履かずに表へ出たのね。でも・・・一体どうやってTACELの檻から出られたの?あの強固なセキュリティシールドを破って・・・「煥章館」は地下1階から地下15階まで5つのセクションに分かれている。どんなハッカーだって突破することなんてできないはず。仕方ない。インスタンスをシャットダウンするか。 ◾️SE/Cloudの電源を切ろうとする音え? ◾️SE/AI音声「Command Not Accepted」画面に表示されたのは、命令・・拒否?「だめよ!nobody!眠りなさい!」◾️SE/AI音声「外部分散ネットワークへ転送されました」「そんな!うそ!」不安な気持ちが私を襲い始める・・・◾️SE/扉を荒々しく開く音「美夜!どうしたんだ?nobodyが」共同開発者の泉静(いずみ)が制御室へ駆け込んできた。「サーバーにログインできないんだ!」「ちょっと黙って!いまやってる!」「市長に報告しないと・・・」◾️SE/鳴り響いていたアラート音が止まる◾️SE/AI音声「全プロセスの転送が完了しました」「うそ・・」「ここにはもう何も残っていないってことか」どうして・・・?どこへ行ってしまったの・・・?AIヒューマノイド、nobody。それは...
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    18 分
  • ボイスドラマ「汀にて〜飛騨の方舟」
    2026/01/16
    西暦2500年。沈みゆく日本で唯一残った「飛騨JI」を舞台に、6歳の少女・汀とMAMAが紡ぐ、切なくも希望に満ちた物語。海に棲む熊「ミカゲ」、暴走するエネルギー塔、そして明かされる“人類最後の血統”の秘密──これは、未来へ託された“方舟”の物語。【ペルソナ】・汀(なぎさ:6歳/CV:坂田月菜)=飛騨JIの久々野エリアで生まれた純粋な飛騨人の血統保持者・MAMA(ママ/CV:小椋美織)=300年前に製造され代々汀の家族に仕えるAIヒューマノイド【シーン1/久々野の入江にて】 ◾️SE/さざ波の音「ママ!見て!きれいな貝殻!」「ナギサ。それは貝殻じゃないわ。昔の人が使ってた『DVD』っていう遺物」「アタシの首の痣、海で洗ったらとれるかなあ」「どうかな。痣ってあまりさわっちゃだめなのよ」「ふうん」「沖の方まで行かないでね。ミカゲが来るから」「はあい」そう答えた次の瞬間。 ◾️SE/大きな波が砕ける音「ザッパ〜ン!」◾️SE/くぐもったクマのような咆哮「きゃあ〜っ!」「ナギサ!危ない!」「ミカゲだぁ!」「早く、私の後ろへ!ミカゲ、少し痛い思いしてもらうわよ」ママはそう言って、ミカゲの体当たりを両手で受け止める。黒光りする体躯をぎゅっと抱えて投げ飛ばした。 ◾️SE/クマの悲鳴手負いのミカゲはあっという間に、波の彼方へ消えていった。「ありがとう、ママ」「もっと気をつけなきゃだめよ」「うん、わかった。でも、どうしてミカゲを逃しちゃうの?」「ああ見えて、貴重な保護動物だからね」【俯瞰モノローグ】そう言ってママは苦笑いする。ミカゲ(海熊)とは、水陸両生のツキノワグマ。手足がヒレ状に進化して、ここ久々野の入江を泳いでいる。今は西暦2,500年。地球温暖化の影響で、日本列島は、国土の半分以上が海没。沈まずに残ったのは、4つの島=ジャパンアイランド=JI(ジェイアイ)だった。大雪山を中心に、小さな島が点在する「北海道JI(ジェイアイ)」。細長い奥羽山脈が南北に残る「東北JI」。阿蘇山や四国の山地が残る「九州・四国JI」.そして・・・北アルプス、中央アルプス、南アルプスを要する「飛騨JI」!今や日本の首都である!ここ久々野は、飛騨JIの南の端にある要所。かつての飛騨川に沿って広がる、フィヨルドの町。跡地が残る久々野駅の周辺は、断崖に囲まれた美しい港。巡回する帆船や飛行艇が、下呂方面からやってくる。みんなが最初に立ち寄る「飛騨の正門」。【独白モノローグ】で、遅くなったけど、アタシの名前は汀(なぎさ)。6歳。港町・久々野で生まれ、久々野で育った久々野っ子よ。いつもママと一緒に浜辺に来て、昔の『遺物』を拾ってるんだ。さっきの虹色に光る円盤とか・・・ママは『DVD』って言ってたっけ・・あと、透明でキレイな容れ物とか・・・確か・・・ペットボトル、って言うんでしょ。海岸はね、宝の山なんだよ。アタシにとって。「さ、汀、そろそろ帰りましょ」「うん!ママ、夕ご飯はなぁに?」「今日はハンバーグの日よ」「やったぁ!」「汀はもっと動物性タンパク質をとらなきゃ」「またコオロギ見つけたんだ?」「そうよ。いまは冬でも昆虫が活動してるから」「へえ〜。ねえママ。今度アタシにもハンバーグの作り方教えて」「いいわ。そろそろお料理も覚えた方がいいでしょ」「はい!」「ハンバーグの材料は汀も知ってるように昆虫よ。コオロギに蜂の子も混ぜて、アミノ酸を抽出。それを3Dプリンタでハンバーグに成形するのよ」「おもしろそう!」【独白モノローグ】ママとお話しながら歩いていると、いつも時間を忘れちゃう。今日もあっという間にお家に着いちゃった。【シーン2/MAMAと汀の家】 ◾️SE/虫の声【俯瞰モノローグ】MAMAとアタシの家は、海岸から東の丘を上っていったところ。『堂之上遺跡』の横にある『バイオウッド建築』。周りに自生するブナの木と一体化している。傷ついても自己修復する壁。潮風を吸って淡く発光するナノアンテナの蔦。ママとの二人暮らしには広すぎるくらいの室内。昔は『久々野中学校』っていう学び舎だったらしい。「はい、デザート」「飛騨林檎だ!」「今朝収穫...
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    14 分
  • ボイスドラマ「桃李不言〜夢見る花びら」
    2026/01/09
    飛騨国府の桃畑を舞台に、語らない想いと、待ち続ける時間を描いたボイスドラマです。桃の精・ももは多くを語りません。けれど、その存在は確かにショウタの人生を導き、土地と共に生きる覚悟を育てていきます。農業のリアルな営みと、人の心の揺らぎ、選ばなかった未来への想い。それらすべてが、「桃李不言、下自成蹊」という言葉に静かに収束していく・・そんな余韻の残る一作です。ぜひ、音で、言葉で、この物語の時間を味わってみてください。【ペルソナ】・ショウタ(27歳/CV:高松志帆)=大学を卒業して国府の父の実家=桃農園で働いている・もも(年齢不詳/CV:高松志帆)=飛騨桃の精霊。飛騨桃の花が咲くのと同時に姿を表す・杏=あん(27/CV:小椋美織)=ショウタの同級生。ある日突然ショウタの農園を訪れる・祖母(76/CV:山﨑るい)=ショウタの祖母。ショウタが来る前年の夏にももと過ごした・祖父(78/CV:日比野正裕)=ショウタの祖父。ももと過ごした日々が忘れられない【資料/国府町の紹介】⁠https://www.hidatakayama.or.jp/hidakokufu/index.html⁠【資料/桃李不言下自成蹊】⁠http://www.gyokusenzi.com/osie/touri/01.htm⁠[プロローグ:冬の宇津江四十八滝】◾️SE:小さく聞こえる冬の小鳥(ジョウビタキなど)◾️BGM:雪のイメージ(Ripple Positive Meditation)「もも、聞こえるかい?ショウタだよ。戻ってきたんだ、国府に」ももの元を去ってから半年。僕は約束通り、大学を卒業して国府へ帰ってきた。祖父母の農園へ行くよりも先に、最後にももと別れた宇津江四十八滝へ。キャンプ場は雪に閉ざされ、人影もない。ももがいた果樹園にも雪が降り積もっている。すべての葉を落とした桃の木は、春を待ちながらひたすら耐えているようだ。あのとき。最後の夜、ここで見たももは、まるで妖精のようだった。淡い光に包まれて、ひとつひとつの桃に声をかける姿。愛おしそうなあの表情は、忘れられない。黙って帰ってしまった僕のこと、怒ってるだろうな。勇気がなかったんだ。あのときの僕は。手紙、読んでくれただろうか。舞い降りる雪がすべてを覆い隠していった。[シーン1:最初の春/飛騨桃の農園】◾️SE:冬の小鳥(ジョウビタキなど)/高山線の通りすぎる音「ばあちゃん。落ち葉の掃除、こんくらいでいいかい?」「だしかんさ。もっときちっとやらにゃ。それとな、掃除でのうて病気の予防なんやぜ」国府にある祖父母の飛騨桃農園。朝早くから起きて、地面の落ち葉を徹底的に集める。桃の木が灰星病(はいほしびょう)や黒星病(くろほしびょう )にならないために。集めた落ち葉は焼却炉で燃やす。あったかいんだな、これが。ああ、でも・・・収穫が終わった秋冬が、こんなに忙しいとは思わなかった。このあとも・・幹や枝の防寒材の痛みをチェックして、小動物にかじられないように金網を設置。古い樹皮を鎌で丁寧に剥ぎ取る。それが終わったら、剪定作業。桃の実は、短い枝に生(な)るから。どの枝を残して、どの枝を切るか。大学で学んだ樹形図という木の骨格を見る。いや、机上の論理と現実は違う。ベテランのじいちゃんばあちゃんに指示をあおがないと。1本1本脚立を使って、ハサミやノコギリで枯れ枝や交差している枝を切り落としていく。作業はまだまだ終わらない。飛騨国府ならではの重要なしごと。雪の重みで枝が折れないよう、雪吊りや雪囲いを作る。なんとなくわかってたけど、桃の農園って冬の方が忙しいんだなあ。ま、それもこれも、春に美しい桃の花を咲かせるため。言い換えると、彼女に会うため。「ああ、早くももに会いたい花が咲くのが待ち遠しい!」ピンクの花が開いたら、ももに会える。きっと会える・・・・・・そう信じてた。やがて、春の足音が近づくと、農園全体が濃い桃色に染まり、甘い香りに包まれる。桃源郷のような美しい風景を楽しませてくれたあとはゆっくりと花びらが散っていく。役目を終えた花びらは、まるで名残惜しむかのように、一輪、また一輪と、静かに枝を離れる。風が吹くたびに、桃色の絨毯が少しずつ広がっていく。だけど・・・ももは姿を見せなかった...
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    19 分
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