『HIPHOP史上 3大ビーフ Ep.14』のカバーアート

HIPHOP史上 3大ビーフ Ep.14

HIPHOP史上 3大ビーフ Ep.14

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このコンテンツについて

今回はビーフの定義とルーツを解説します。ヒップホップにおけるビーフは、曲を出し合ってお互いを罵り合い、相手よりも高いラップスキルを示す争い事です。この「争い」には、暴力に発展した側が負けという暗黙のルールが存在します。このルールの背景には、黒人コミュニティの「ダズンズ」(Dozens)と呼ばれる、お互いに文句を言い合う遊びがあります。これは、差別的な状況下で感情的にならずに耐性をつけ、に訴えないためのサバイバルスキルとして機能していました。この歴史的文脈から、ラップバトルでは感情的になることがダサいと見なされる側面があります。今回のエピソードで深掘りする、ヒップホップ史上の主要な3つのビーフは以下の通りです。 1. ブリッジ・ウォー (Bridge Wars):1980年代中盤にMC ShanとKRS-Oneの間で起こり、「ヒップホップの誕生の地はどこか」というヒップホップにとって非常に重要な題材で戦われたビーフです。 2. 2パック対ビギー (Tupac vs. Biggie):東西の確執の象徴として最も有名であり、単なるラッパー間の争いではなく、Bad Boy Entertainment(パフ・ダディ)対Death Row Records(シュグ・ナイト)というレコ―ドレーベル同士の対立へと発展し、多くの関係者を巻き込みました。最近になって逮捕者が出たものの、ビギー側のディス曲「Who Shot Ya?」の意図など、その真層は不明なまま、様々な説が絡み合う複雑な事件です。 3. ケンドリック・ラマー対ドレイク (2024年):2013年の「Control」での宣戦布告から始まり、2024年に激化した現代のスキルバトルです。商業的な成功を象徴するドレイクと、哲学的・文化的な側面を重視するケンドリック・ラマーという対立構造のなかで繰り広げられました。最終的にリスナー(ヘッズ)の判断により、ケンドリック・ラマーが圧勝したと広く認識されています。ヒップホップでは、大会やバトルにおいて、リスナー(観客)が勝敗を決めるプレイヤーとしての責任感を持つという現場市場主義の伝統があります。言葉の壁や文化の壁を乗り越え、この奥深い歴史を理解する手助けとなるヒップホップ翻訳をお届けします。 --------------------------------- 📻 番組のフォローをお願いします この番組が気に入ったら、ぜひフォローして次回の配信をお待ちください! • お便り・メッセージ大募集: あなたの好きなラッパーや好きな楽曲、ヒップホップに関する知識やエピソードをぜひお聞かせください。 • コラボレーションのお誘い: フォロワー6万5千人のSGDと、企業様、クリエイター様からの番組や企画に関するコラボレーションのご相談も随時お待ちしております。お気軽にご連絡ください。 【MC】 Shot Gun Dandy ⁠https://x.com/shotgundandymk3?s=21⁠ SOPHIE ⁠https://x.gd/SlIGnP⁠ 💿お便りの宛先 ⁠https://forms.gle/9EjUyjh8QfzwQCgo6⁠ 🎧番組で紹介したPlay List ⁠https://open.spotify.com/playlist/4MTboyeA0QUDAVLqRLyqaV?si=txMSNnbeTq-QxMQKIjy2CA&pi=09LWJGoGS7KPZ⁠ Jingle, BGM制作:SOPHIE
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