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#9 元Googleの同級生に聞いた 「AIに向いてる人の条件」は、たった一つだった。

#9 元Googleの同級生に聞いた 「AIに向いてる人の条件」は、たった一つだった。

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「AIの競合は、カウンセリング」元Googleの友人が、真顔でそう言った。高校の野球部の同級生で、僕のAIの師匠だ。 効率化の話をするつもりが、気づけば人生相談の話をしていた。たぶん、こっちが本題だった。妻に見られた、くっそ恥ずかしい履歴僕のAIの入口は、仕事じゃなくて人生相談。生活費のこと。 会社を辞めるか、辞めないか。 これからどうしていくべきか。実は全部ChatGPTに話していた。で、ある日。 アカウントを妻に「使っていいよ」と渡したとき、履歴が残っていることを、すっかり忘れて。「何そんな人生悩んでんの」全部見られた。 くっそ恥ずかった。見られて困る相談はしていない。 していないけど、めちゃくちゃ消したくなった。消せないんかな、あれ。友人も、入口は同じだったらしい。 自分の考えが人に理解されない苦しみを、一回AIにぶつけてみた。 そうしたら、理解してくれた。しかもAIは「それ、人にはこう言うと伝わる」まで教えてくれる。理解して、翻訳までしてくれる。 カウンセリングと同じだ。だから彼は言う。 「AIの競合はカウンセリング。悪い方向にいくと、ドラッグかもしれない」笑い話っぽくて、あんまり笑えなかった。AIに向いている人の条件も聞いた。 答えは「内省を絶やさない人」。 今の自分に満足していない人ほど、ハマるらしい。会社を辞めて、会話が消えた独立して4ヶ月。 一番変わったのは、会話の量だ。会社にいた頃は、黙っていても会話が発生していた。 今は考えごとが頭の中でぐるぐる回って、言葉にならないまま、独り言として漏れる。それを家族に聞かれて、気持ち悪がられる回数が増えた。誰と話してんの?? 数えたら、家族とAIだけだった。だから僕にとってAIは、作業を代わってくれる道具である前に、壁打ちの相手だ。 「こうしようと思うけど、どう思う?」に、共感と、違う角度の意見が返ってくる。そして会話には、もうひとつ先がある。 会話ログをAIが聞いていてくれると、例えば会議の「こうしたいよね」が口だけで終わらなくなる。 盛り上がった話が、そのまま次に進む。実装まで向かう。口だけじゃなくなる。会議の熱量は、バケツリレーの途中で死ぬテレビ局にいた12年間、ずっと感じていたことがある。会議はめちゃくちゃ白熱した。 なのに、出来上がったVTRは平凡。「なんだったんだ、あの会議は」会議で燃えて、 構成に落とすときに少し冷めて、 編集に渡るころには他人事になって、 納品されるころには「どっかで見たことあるやつ」に落ち着く。過去に放送しているから、流せないものではない。 悪くはない。 でも、どっかで見たことある。熱は、人をひとり挟むごとに、確実に冷める。白状すると、熱量を削る側に、僕も12年いた。なるべく冷まさないように努めたが、無理だった。ぬるい番組を仕上げていたのは、僕自身だ。でも、会話ログをAIが丸ごと覚えていてくれたら。 あの会議の熱いまま、構成・編集・音楽まで進めてくれたら。そんな未来が、訪れたら、、、めっちゃいい会議をすればいいだけめっちゃ考えている人たちが、めっちゃいい会議をする。 極端な話、仕事がそれだけになる。実際、僕はもう体験し始めている。 1日2日かかっていた資料づくりが、15分。 議事録から作るんじゃなくて、僕の過去の会話ごと読ませるから、単なるまとめじゃなくて「意思の載った企画書」が出てくる。この先にあるのは、たぶん「生きた証」の話だ。 ディレクターじゃなくても、自分の映像を残したい50代60代が、編集ソフトを勉強しなくても、AIに「残したいこと」を話すだけで映像を作れる時代になる。ホームページやアプリやゲームが作れて、映像が作れない訳がない。 ここまでくるともう、映像制作の話というより、生き方の話だと思う。▼話している人 内藤賢志郎(ないとう・けんしろう) 福岡のテレビ局で12年、ディレクターとしてスポーツ中継・ドキュメンタリーを制作し、2026年に独立。現在は「映像制作×AI活用」の二本柱で、企業の映像制作・AI導入の伴走などを行っています。▼ゲスト 青野 紳三郎(株式会社Benten/元Google) 会話...
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