#33 横尾忠則現代美術館「連画の河」を紐解く。過去の記憶と名画のサンプリング、終わらないクリエイティビティの源泉
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著者:
Augustがパーソナリティを務める、アート・カルチャーを探求するPodcast。
第33回は、兵庫県神戸市・灘区にある「横尾忠則現代美術館」です。
今回は、2026年6月に90歳を迎えた日本を代表する美術家、横尾忠則さんの展覧会「連画の河」について、その制作の裏側に隠されたプロセスや、作品から溢れ出す圧倒的なエネルギーについて詳しく紐解いていきます。
事前の構想を一切持たず、一枚の絵から得たインスピレーションだけで次の絵を描き進めていく「連画」という試み。まるでしりとりのように連鎖していく全64点もの巨大なキャンバスたちは、どのようにして生まれたのか?
すべての起点となったのは、1970年に写真家・篠山紀信が撮影した故郷での一枚の記念写真と、それをもとに24年後に描かれた『記憶の鎮魂歌』でした。
過去の自分自身の作品のセルフカバー、ゴーギャンの名画からの引用、そして後半に突如として画面を支配する謎のモチーフの壺まで。
年齢を重ねるごとにむしろ色彩は鮮やかさを増し、枠にとらわれない自由な表現へと向かっていく、その驚異的なクリエイティビティの秘密に迫ります。
【今回のハイライト:こんなことがわかります】
・連画とは何か:連歌になぞらえた、構想なきしりとり形式の制作プロセス。
・一枚の写真からの始まり:篠山紀信の記念写真と、生と死が交錯する発句『記憶の鎮魂歌』。
・写真と絵画の違い:現実を切り取るカメラと、時間を超越するキャンバス。
・過去と他者からのサンプリング:1960年代の自分、そしてゴーギャン。時空を超えたモチーフのコラージュ。
・色彩の爆発:90歳を目前にしてさらに明るく、自由になる絵の具の魔法と謎の壺。
・永遠の河の流れ:一方向に流れぐるぐると巡る展示空間の仕掛け。
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