『#31 手応えがないまま進むのが「独立」。5ヶ月やって分かったリアルなところ』のカバーアート

#31 手応えがないまま進むのが「独立」。5ヶ月やって分かったリアルなところ

#31 手応えがないまま進むのが「独立」。5ヶ月やって分かったリアルなところ

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先日、熊本に1泊2日で行ってきた。スマホも、SNSも、AIも、なるべく触らない2日間。山の近くを歩いて、空気を吸って、帰ってきた。意識して離れないと、視野がデジタルの側に寄っていく。独立して、5ヶ月が経った。4月に地方局を辞めて会社員じゃなくなって、最初は手続きに追われた。税金まわり、役所まわり、子供の幼稚園の送り迎え。4月はそれでいっぱいいっぱいで、恥ずかしながら仕事どころじゃなかった。5月は、発信を本格化し始めた。自分が何を考えているのか、何を大事にしてきたのか、少しずつ固めていった。誰かに知ってもらいたい気持ちももちろんあったけれど、自分の恥ずかしい部分や隠したい部分に目を向ける機会を、敢えて作った。あんま何も考えず、会社から解き放たれた余韻で焦りもなく、健やかに過ごしてたかな。6月は、Claude Codeの検証に没頭した。仕事というより、趣味として始めた。映像制作でどこまでできるのか、自分がやっていた仕事はどこまで代替されるのか?確かめることに時間を注ぎ込んだ。そこから8月までは、AI活用と、アナログな映像編集。これまで自分がやってきたやり方を、そのまま仕事にぶつけてきた。やっぱりアナログな作り方が好きだし、自分はそうやって育った人間だ。それでも、手応えがあるわけでもない。はっきり言えば、希望みたいなものも、別にない。ふとした時に、将来が恐ろしくなることは、もちろんあるし、弱い自分が顔を出して、脳内をぐるぐる旋回して。そういった声が邪魔だから、その日その日を無駄にしないことだけに、ただ必死だった。朝と夜は、育児がある。全力で働ける時間は、限られている。だから毎日、何を捨てて何をやるかを決める。全部は終わらない。終わらない前提で、順番を決める。自分で決めたことを最後までやりきれたか?それだけが精神が安定する、唯一の基準だった。圧倒的に、人と話す機会は減った。会社に行くのが嫌だとか、行っても面白くないとか、そういう人も多いと思う。でも同じ時間に同じ場所へ行けば、話し相手がいて、冗談を言い合えて、助け合える。それはありがたいこと。なくなって初めて分かる。これは中にいると、意外と気づかない。いま誰かに会いに行くとなると、変に構えてしまう。仕事をもらいに来たと思われるんじゃないか、とか。怪しい仕事持ちかけてきそうと思われてんじゃないか、とか。こいつ本当に大丈夫なんか?と思われてるだろうな、とか。そんなこと分かった上で辞めたはずなのに、5ヶ月、ぼっちでやってみて、自分の弱い部分も一定見えた。でも、それを理解し始めてから、人はタフになる。いちいち挫ける余裕すら、無くなった。会社を辞めたい人に、ひとつだけ言えることがある。稼ぎ方より先に、決めるものがある。どの価値観を大事にして、これからの人生を生きていくか。それを決めてから、辞める辞めないを判断した方がいい。当たり前だけど、やっぱ痛感。どの道、しんどい時期は必ず来る。そのとき、自分でこの道を選んだという事実だけが、支えになる。余計な言い訳も、余計な後悔も、消える。それからお金の話。半年から1年の金銭的猶予は、あった方がいい。ゆっくり考える期間があるだけで、全然違う。毎日「どうやって稼ごう」と考えるところから始めると、窮屈で、しんどくなる。選択肢が、減っていく。思考が、ずっと手前になる。明日怒られないかとか、今誰かに迷惑かけてないかとか、手前のことで、一生が終わる。9月、10月、11月は、自分にとって勝負の月。この5ヶ月で一番大きい仕事が、いよいよ本格化します。会社を辞めて、一番力を注いできた仕事。一番、試されている仕事です。だからこれからしばらく、発信の内容は偏っていきます。独立後の思考のリアル、本音の部分、仕事のやり方、映像制作やクリエイターとしてのノウハウ、どれかに興味を持ってくれてる方は、ぜひ読んで欲しいです。12年テレビ局でやってきたものが、通用するのか、しないのか。ある意味やりがいなんだろうけれど、怖いっちゃ怖い。うまくいくかは、わからない。失敗...
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