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222ケアマネジャーに相談できること。介護の悩みの「最初の窓口」の使い方

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「こんなこと、ケアマネさんに聞いてもいいのかな」。介護保険サービスを使い始めたご家族が、心の中でいちばんよく感じる迷いです。デイサービスの日程調整や介護用ベッドの手配といった「わかりやすい相談」は誰もがすぐに口にできます。しかし、「お金が続くか不安」「きょうだいで意見が合わない」「本人がお風呂を嫌がって困っている」といった、少し生々しい悩みになると、「これは制度の話じゃないから、相談していい範囲を超えているかもしれない」と、ご家族は自分で線を引いて黙り込んでしまいがちです。


厚生労働省の令和4年度介護支援専門員(ケアマネジャー)の業務実態に関する調査研究では、ケアマネジャーが家族から受ける相談内容として、介護サービスの利用調整だけでなく、家族関係の悩み・経済的な不安・住環境の困りごとなど、幅広い生活課題への対応が実際に行われていることが示されています。つまり、制度上も現場の実感としても、ケアマネジャーの役割は「サービスの手配係」にとどまらず、暮らし全体の相談窓口として機能しているのです。


この「相談できる範囲の広さ」が、ご家族側にほとんど伝わっていないことが、多くのすれ違いの起点になっています。困りごとを一人で抱え込んだまま数週間、数か月が過ぎ、家庭内の負担が積み重なってから初めてケアマネジャーに打ち明けられる、という展開は在宅療養の現場で繰り返し見られるパターンです。もっと早く言葉にできていれば、選べた手立てがあったはずのケースも少なくありません。


背景には、介護保険サービスという制度そのものが「申請して認定を受け、ケアプランに沿って利用する」という手続きの色合いが強く見えることも影響しています。手続きのイメージが先に立つと、「制度の枠に収まる話」だけを相談していいのだと、ご家族は自然に線を引いてしまいます。しかし実際の在宅療養は、制度と生活と感情が常に混ざり合った状態で進みます。「制度の枠に収まる話かどうか」で相談の可否を判断する必要はなく、生活の中で気になっていることをそのまま持ち込んでよいというのが、現場の実態です。


本資料では、ご家族が「最初の窓口」であるケアマネジャーをどう活用すればよいかを、①ケアマネジャーに相談できることの広さ、②相談の仕方のコツ、③ケアマネジャーにできないこと・変更できること、という3つの観点から整理します。

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