『#18 ローマ・ボルゲーゼ美術館。ベルニーニ彫刻の凄さの理由と、カラヴァッジョが描いた自画像の意味』のカバーアート

#18 ローマ・ボルゲーゼ美術館。ベルニーニ彫刻の凄さの理由と、カラヴァッジョが描いた自画像の意味

#18 ローマ・ボルゲーゼ美術館。ベルニーニ彫刻の凄さの理由と、カラヴァッジョが描いた自画像の意味

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このコンテンツについて

旅先の美術館・アートの楽しみ方をお送りするArTrip Studio。 第18回の旅先は、イタリア・ローマにある「ボルゲーゼ美術館(Galleria Borghese)」です。

緑豊かなボルゲーゼ公園の中に佇む、完全予約制の美の殿堂。 そこは、17世紀の枢機卿シピオーネ・ボルゲーゼが、権力と欲望の限りを尽くして築き上げた、世界で最も密度の濃い個人コレクションでした。

大理石とは思えない柔らかさで太ももに食い込む指、樹木へと変身する瞬間の少女。 天才ベルニーニが起こした彫刻の革命を徹底解剖。

そして今回は、天才画家カラヴァッジョのエピソードを特に深掘りします。 殺人を犯し、逃亡生活を送っていた彼が、なぜ自分の生首を描いたのか? 絵の中に隠された「謙虚さが傲慢さを滅ぼす」というメッセージと、パトロンへの命乞い。 初期の自画像から晩年の絶筆まで、光と闇の画家の壮絶な人生と、作品に込められた切実な祈りに迫ります。


【今回のハイライト:こんなことがわかります】

・ベルニーニの魔法:「プロセルピナの略奪」に見る、石が人肌に変わる瞬間と「アポロンとダフネ」の映像的表現。

・カノーヴァとパオリーナ:ナポレオンの妹が見せたスキャンダラスな自己プロデュースの秘密。

・カラヴァッジョの深層:初期の「病めるバッカス」から、晩年の「ゴリアテの首」へ。栄光と転落、そして贖罪の物語。

・コレクションの背景:盗んででも手に入れる。シピオーネ・ボルゲーゼの強欲が生んだ遺産と、芸術保護の効用。

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