『#11-02「賢い鉱夫生活:賭博、逃走、不正!?それでも義理堅い鉱夫たち」(森本真世准教授・後編)』のカバーアート

#11-02「賢い鉱夫生活:賭博、逃走、不正!?それでも義理堅い鉱夫たち」(森本真世准教授・後編)

#11-02「賢い鉱夫生活:賭博、逃走、不正!?それでも義理堅い鉱夫たち」(森本真世准教授・後編)

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【今回のトピック】

 後編となる今回は、社会科学研究所の森本真世准教授を再びお迎えし、1900年代初頭の炭鉱の人事日誌に残された、鉱夫たちのさらに生々しい日常に迫ります。

給料日には多くの鉱夫が欠勤し、賭博に興じる者もいれば、クビになったのに名前を変えて働こうとする鉱夫までいるーー。

鉱夫たちはなぜ企業の思うようには働いてくれなかったのでしょうか。企業は、賭博や不正、逃走、他炭鉱による鉱夫の引き抜きにどのように対応していたのでしょうか。

一方で、同僚の婚礼や同僚家族の葬儀には多くの鉱夫が仕事を休むなど、仲間とのつながりや義理を大切にする姿も記録されていました。

企業の管理記録から浮かび上がるのは、「不規律な労働者」という単純なイメージでは語れない、鉱夫たちなりの生活の秩序や価値観です。

危険で過酷な仕事と向き合いながら、彼らはどのように働き、休み、遊び、人とつながっていたのでしょうか。

100年以上前の炭鉱夫たちの「賢い鉱夫生活」をぜひお聴きください。

#日本経済史 #炭鉱 #労働史 #一次史料 #労務管理 #歴史研究 #社会科学


【参考資料】

「麻生藤棚第二坑における管理の実態:「日誌」の分析」(麻生グループ150周年プロジェクト委員会編)『麻生百五十年史』株式会社麻生、806-809頁、2023年2月。

「危機対応と共有信念:明治期における鉱山技師・石渡信太郎を事例として」、東大社研・玄田有史・飯田高編、『危機対応の社会科学 上 ―想定外を超えて』、東京大学出版会、217-239頁、2019年11月。

「過渡期炭鉱業の労働市場と労働組織-筑豊麻生炭鉱における鉱夫の募集と管理-」、『社会経済史学』、第81巻3号、127-149頁、2015年11月。


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話し手:森本真世

東京大学社会科学研究所准教授。専門は日本経済史。

2016年に東京大学大学院経済学研究科博士課程修了、博士(経済学)取得。東京大学大学院経済学研究科助教を経て、2017年に東京大学社会科学研究所に着任。2021年より現職。⁠⁠https://researchmap.jp/morimotomayo

聞き手:寺澤さやか

東京大学社会科学研究所助教。専門は産業労働社会学・教育社会学、ジェンダー。

2006年同志社大学経済学部卒業後、出版業界に勤務。その後、2022年に東京大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得退学。

日本学術振興会特別研究員(DC2)、東京大学社会科学研究所特任研究員を経て、2024年4月より現職。

https://researchmap.jp/terazawasayaka

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東京大学社会科学研究所(社研)には、法学・政治学・経済学・社会学の研究者が集い、「開かれた社会科学を日本から」 を理念に、日々研究を進めています。

https://iss.u-tokyo.ac.jp/

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音声編集:A. Kawamata

文章:R. Iwanaga

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