#043:こんな「がん」体験もあります!
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一般的に手に取るような最新治療の解説本ではなく、「患者やその家族の視点」から書かれた、2冊の本を紹介します。
1.『知っておきたい乳癌』 (関口礼子 著)
元大学教授である著者が、60代後半で乳癌になった際の経験を、医療の知識が少ない一人の「患者」としての視点で綴ったドキュメンタリーです。
医療提供側の目線ではなく、サービスを受ける側の感性で、病室での出来事や人との交流、患者としての振る舞いが詳細に語られています。専門知識を届けることよりも、同じ状況にある人の気持ちを力づけるような内容です。
2.『妻の余命 残された命』 (西名茂男 著)
サブタイトル「乳癌骨転移・在宅闘病24ヶ月」。著者が亡き妻・和子さんの闘病生活を記録した個人出版に近い本です。
内容は非常にハードで、医師への不信感や怒り、奥様の壮絶な苦しみが濃厚に描かれています。しかしその根底には深い家族愛があり、一般的な本にはない「死に向き合うことの真実」がキラリと光るエネルギーとして表現されています。
私自身も乳癌患者として、「自分と同じ感覚かもしれない」と思える部分がありました。これらの本を読んだからといって病気が治るわけではありませんが、同じ境遇にある人の繊細な感情に触れたいと願う方へ向けたメッセージです。
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