第5回「物流DXなんて、やめてしまえ」
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物流DX、AI、WMS、自動倉庫、ロボット導入――。
最近、「物流DXを進めています」という企業が急速に増えています。
しかし、本当に物流DXは成功しているのでしょうか。
今回の『俺が最強の物流CLO』では、あえて過激なタイトル「物流DXなんて、やめてしまえ」を掲げ、その真意についてお話しします。
私が否定したいのは、物流DXそのものではありません。
否定したいのは、「物流DXを導入すること」が目的になってしまっている考え方です。
AIを導入する。
WMSを刷新する。
物流ロボットを導入する。
DX推進室を立ち上げる。
それ自体は素晴らしい取り組みです。
しかし、その投資によって、
- 利益率は改善したのか
- 物流コストは下がったのか
- サービスレベルは向上したのか
- リードタイムは短縮されたのか
- 人手不足は解決できたのか
- 顧客満足度は高まったのか
これらの経営課題が解決できていなければ、本当の意味でDXは成功したとは言えません。
DXとは「Digital Transformation」。
重要なのはDigitalではなく、Transformation(変革)です。
会社の仕事の進め方やビジネスモデル、顧客への価値提供まで変わって初めて、DXと言えるのです。
今回のエピソードでは、
- 物流DXが失敗する本当の理由
- DXが目的化してしまう企業の共通点
- DX推進室を作っても会社が変わらない理由
- AI・WMS・ロボット導入の落とし穴
- ROI(投資対効果)の正しい考え方
- 補助金ありきで設備投資をしてはいけない理由
- 現場がDXに反発する本当の原因
- 経営課題から考える「イシュードリブン」の発想
- 物流DXは経営戦略の後に考えるべき理由
- 「物流戦略は経営戦略の映し鏡」である理由
- ZARA・H&M・ユニクロに学ぶ物流戦略の違い
- サービスレベルによって物流設計はどう変わるのか
- CLO(Chief Logistics Officer)が物流DXで果たす役割
について、3PL、戦略コンサルタント、SCM統括、物流責任者を経験してきたエダコDXが、実体験を交えながら解説します。
物流DXに正解はありません。
同じシステムでも、成功する会社もあれば失敗する会社もあります。
その違いを生むのは、システムではなく経営戦略です。
会社はどこを目指すのか。
お客様へどんな価値を届けたいのか。
その答えが決まって初めて、物流戦略が決まり、必要なDXが見えてきます。
だから私は、物流DXを考える前に、まず問いかけたいのです。
「あなたの会社は、何を実現したい会社ですか?」
物流DXとは、システムを導入することではありません。
経営戦略を実現するための手段です。
そして、その議論の中心にいるべき存在こそが、CLO(最高物流責任者)です。
物流を知っているだけでは足りない。
営業、マーケティング、調達、製造、財務を理解し、会社全体を最適化する視点を持つ。
それが、これからの物流責任者に求められる役割だと私は考えています。
ロジスティクスを制する者は、ビジネスを制す。
物流DX、SCM、サプライチェーンマネジメント、物流戦略、経営戦略、AI活用、WMS、物流自動化、物流コンサルティング、CLOに興味のある方は、ぜひ最後までお聴きください。