第4回「物流は現場ではなく、会議室で決まる」
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物流の問題は、本当に現場で起きているのでしょうか?
多くの人は、物流の課題は倉庫や配送現場にあると考えます。しかし私は、物流の課題の多くは「会議室」で生まれていると思っています。
営業の販売戦略。マーケティングのキャンペーン。商品企画。調達。財務。そして経営会議での意思決定。
それら一つひとつが、数週間後、数か月後に物流現場の課題となって現れるのです。
つまり、現場は原因ではなく「結果」。
だからこそ、CLO(Chief Logistics Officer/最高物流責任者)は、物流だけを見るのではなく、会社全体を見なければなりません。
今回の『俺が最強の物流CLO』では、「物流は現場ではなく、会議室で決まる」をテーマに、物流責任者が経営会議で果たすべき役割について解説します。
今回取り上げるテーマは、
- なぜ物流課題は経営判断から生まれるのか
- 営業・マーケティング・物流・財務をつなぐCLOの役割
- キャンペーンが欠品・機会損失を生む構造
- SNS時代の需要予測とサプライチェーンマネジメント
- 在庫は「商品」ではなく「会社の資産」である理由
- 決算前に在庫削減が行われる財務的な背景
- アクルーアル(Accrual)と在庫評価の考え方
- 安全在庫・発注点・需要予測の設計
- AI時代の在庫管理とSCM改革
- 商品企画・R&D・物流が連携すべき理由
- SKU削減が利益率改善につながる理由
- 個別対応・物流カスタマイズが利益を圧迫する構造
- 返品物流と営業KPIの関係
- 「最適な物流は存在しない」という考え方
- 会社全体を最適化するCLOの意思決定
について、3PL、戦略コンサル、SCM統括、物流責任者を経験してきたエダコDXが、実際の現場経験を交えながら解説します。
物流責任者は、「現場が困っています」と伝えるだけでは経営は動きません。
営業には営業のKPIがあり、マーケティングには売上目標があり、財務には資産効率という役割があります。
だからこそ、物流責任者に求められるのは、「物流として反対すること」ではなく、「会社全体として最も利益が出る方法」を提案することです。
物流は、商品が完成してから始まる仕事ではありません。
商品企画、販売戦略、在庫設計、SKU構成、需要予測、顧客体験まで含めて、物流は経営そのものです。
物流DXとはシステム導入ではありません。
物流DXとは、会社全体の意思決定を変えること。
そして、その中心に立つ存在がCLOです。
物流担当者、物流管理職、SCM担当者、メーカー、卸売、小売、EC、物流会社、経営者、そして物流DXを推進するすべての方にお届けしたい内容です。
ロジスティクスを制する者は、ビジネスを制す。