洞熊学校を卒業した三人
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📖『洞熊学校を卒業した三人』朗読 – いちばん大きく、いちばんえらく🕷️🐌🦝
静かに語られる物語の世界へようこそ。今回お届けするのは、宮沢賢治の『洞熊学校を卒業した三人』。
赤い手の長い蜘蛛と、銀いろのなめくぢと、顔を洗ったことのない狸。この三人がいっしょに洞熊学校にはいり、洞熊先生のもとで学びます。そこで教わったのは、大きいものがいちばん立派だということ。三人はみんな一番になろうと競い合い、やがて学校を卒業して、それぞれ自分のうちへ帰っていきます。
表向きは仲よさそうに見えても、腹のなかで思うのは「これから誰がいちばん大きくえらくなるか」ということばかり。かたくりの花が咲き、眼の碧い蜂たちがぶんぶんと飛び交う春の入口に、三人それぞれの暮らしが始まります。森の入口に網をかける蜘蛛、林中で評判の高いなめくぢ、お寺でありがたいお経をとなえる狸。習ったことを「じぶんでほんたうにやる」ために、三人はそれぞれのやり方で、自分より小さなものたちと向き合っていきます。
訪ねてくるかげろうやかたつむり、兎とのやりとり。そのひとつひとつを重ねながら、「いまに見ろ」と大きくなることを目指す三人。ハッハハと笑う声、なまねこととなえる声——それぞれの声色のなかに、一番になろうとするものたちの姿が立ちのぼります。
春から夏、秋、そして冬へ。物語の折々には、眼の碧い蜂の群れがあらわれ、かたくり、つめくさ、蕎麦の花から蜜を集め、六角形の巣を築いています。競い合う三人のかたわらで、季節は静かにめぐっていきます。移りゆく野原の情景とともに紡がれるこの幻想的な物語を、朗読でじっくりとお楽しみください。
#蛙 #動物が主人公
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