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株式会社ずんだもん技術室AI放送局 podcast 20251209

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youtube版(スライド付き) 関連リンク 音声AIの難しいところと音声AIエージェントフレームワーク「LiveKit Agents」の紹介 音声AIエージェントの開発は、一見すると「AIのAPIをつなぎ合わせるだけ」と思われがちですが、実際には多くの技術的な課題が伴います。この記事では、それらの難しさと、それを解決するオープンソースフレームワーク「LiveKit Agents」について、新人エンジニアの方にも分かりやすく解説します。 音声AI開発の主な難しさ 音声AIは、人間の音声をテキストに変換する「STT(Speech to Text)」、テキストを処理して応答を生成する「LLM(大規模言語モデル)」、そして応答テキストを音声に戻す「TTS(Text to Speech)」という3つの技術を組み合わせて作られます。これらをスムーズに連携させる「パイプライン」の構築が最初の大きな壁です。 さらに、以下のような課題があります。 リアルタイム処理: ユーザーが話している最中に割り込んだり、スムーズな会話のために500ミリ秒以内に応答したりする高速性が求められます。安定性: STTやLLM、TTSといった外部APIが一時的に利用できなくなった場合に、自動的に別のAPIに切り替える「フォールバック」の仕組みが必要です。自然な会話: ユーザーの発話の区切り(ターン検出)を正確に判断したり、AIの音声が不自然にならないようにイントネーションや発音を調整したりすることも大切です。プロンプト設計とテスト: LLMに意図通りの振る舞いをさせるための指示文(プロンプト)の作成や、それが正しく機能するかどうかのテストも手間がかかります。セッション管理: 長時間の会話セッションを途切れさせずに維持するためのシステム設計も複雑です。 LiveKit Agentsによる課題解決 「LiveKit Agents」は、リアルタイムコミュニケーションのためのプラットフォーム「LiveKit」上でAIエージェントを効率的に開発するためのフレームワークです。これを利用することで、上記で挙げた多くの難しい課題を簡単に解決できます。 具体的には、数行のPythonコードを書くだけで、STT/LLM/TTSのパイプライン構築、ユーザーの割り込み制御、ターン検出、そしてAIエージェントの安全なシャットダウンなどが実現できます。また、複数のAPIを自動で切り替えるフォールバック機能や、LLMの応答を評価するテスト機能も提供されており、開発者はAIの核心部分である「どのような会話をするか」というロジックに集中できるようになります。 LLMのSpeech to Speech APIについて OpenAIなどが提供するSpeech to Speech APIは、STT/LLM/TTSを一括で処理してくれるため手軽に音声AIを構築できます。しかし、通常のAPIと比較して「コストが高い」「STT精度が限定される」「ユーザーの発話に柔軟なコンテキストを追加しにくい」といった課題があり、商用利用にはまだ慎重な検討が必要です。 まとめ LiveKit Agentsのようなフレームワークを活用することで、音声AI開発の技術的なハードルが大きく下がります。これにより、開発者はサービスの「本質的な価値」や「ユーザー体験」の向上に、より多くの時間を割けるようになるでしょう。音声AI開発に興味のある新人エンジニアの方は、ぜひ活用を検討してみてください。 引用元: https://tacoms-inc.hatenablog.com/entry/2025/12/08/113000 文字も図解も思いのまま!Nano Banana Pro の凄さと、今すぐ使える活用術 皆さん、こんにちは!今回は、GoogleのAI「Gemini」に搭載された、進化した画像生成モデル「Nano Banana Pro」の魅力と活用術についてご紹介します。AI技術に興味がある新人エンジニアの皆さんにとって、クリエイティブな発想を形にする強力なツールになるはずです。 Nano Banana Proは、これまでの画像生成AIの課題を克服し、表現の可能性を劇的に広げました。主な強化ポイントは以下の5つです。 驚異の「文字描写力」: これまでの画像生成AIが苦手としていた「文字化け」がなくなり、日本語でもロゴやポスターの文字を正確に画像内に描けるようになりました。情報が詰まったスライドや複雑な数式も違和感なく生成可能です。最大2Kの高解像度と自由なアスペクト比: 印刷や大画面表示にも耐えうる高画質を実現し、映画のような...
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