急な胃痛やしゃっくりにも!キッチンから始める「スパイス=漢方」/2026年7月13日MROラジオ放送分
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漢方薬は特別なものと思われがちですが、実は自然界の動植物や鉱物だけでなく、私たちが普段口にしている「スパイス」も数多く使われています。
シナモン(桂皮)やクローブ(丁子)、ターメリック(ウコン)、生姜など、カレーや七味唐辛子でおなじみのスパイスは、目的や配合を変えることで立派な漢方薬になります。スパイスの多くには、消化を助け、胃腸の働きを良くする「健胃作用」があります。ハンバーグにナツメグを入れるのも、臭み消しだけでなく消化を助けるためです。歴史的にもスパイスは防腐剤や薬として重宝され、中世では金と同等の価値を持ち、日本でも奈良時代に薬として正倉院に保管されていました。
また、漢方薬には「ゆっくり効く」というイメージがありますが、スパイスの効果を活かした即効性のある処方も存在します。
安中散(あんちゅうさん): 配合生薬のほとんどがスパイスで構成されており、冷えからくる急な胃の痛みに素早く効くため、常備薬として非常に便利です。
柿蔕湯(していとう): 生姜やクローブなどを配合しており、横隔膜の緊張を緩めることで「しゃっくり」を止める専門の漢方薬です。抗がん剤治療の副作用で止まらないしゃっくり対策として、現代の医療現場でも活用されています。
身近なスパイスの持つ力や漢方薬の得意分野を知り、病院の治療(西洋医学)と上手に組み合わせることで、日々の生活の質はさらに向上します。ただし、胃腸が荒れている方や炎症がある方のスパイスの過剰摂取には注意が必要です。
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