動き出した時計(詩篇89篇46節~52節、ルカの福音書2章14節)
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序)クリスマスが続いていく中で…
・讃美歌 215 と新改訳 2017 に齟齬が生じた。
・平和は「御心にかなう人々に」だけあるのか?
1)いと高きところ「に」or「で」?(ルカ 2 章 14 節)
・原語は「in いと高き」で、歌詞は「いと高き所に(おられる)神に」という理解である。しかし「いと高き(ヒュプシストス)」は複数形である!
・「いと高き所」がいくつもあるというより「いと高き者たち」と理解するのがシンプル。「in いと高き者たち」の場合、手段を意味する「で」になる。→「いと高き者たちによって、栄光が神にあるように」
・「いと高き所で」は「いと高き者たちの集いで」と理解される。
・「御心にかなう人々に」も「in 御心にかなう人々」であり、平和を実現する手段となる人々を意味する。
2)「いと高き者たち」とは?(詩篇 89 篇)
・詩篇 89篇は、ダビデ王に与えられた永遠の王国の約束を歌っている。
・5節「主よ 天はあなたの奇しいみわざをほめたたえます。まことにあなたの真実を聖なる者の集いで。」では「天」と「聖なる者の集い」が言い換えられている。古代世界では、天と空に瞬く星々が「聖なる者(御使い・天使)たち=いと高き者たち」という霊的世界の鏡として理解されていた。
・しかし「いと高き者たち」の賛美は長い間消えてしまっていた。それが詩篇 89 篇の中心にある嘆き。ダビデ王国は滅亡しバビロンに捕囚になった結果、神の栄光は貶められたままである。バビロンの神々が不当にも「いと高き者」になっていると詩人は歌う(42節)。
→クリスマスは 500年以上歌われなかった天における礼拝の再開である。
3)動き出した時計
・詩篇 89篇には何の解決もなく、劣勢の状態で「待ち望む」のみだった。
・羊飼いを中心に歌われた賛美は、ここから巻き返しが起こることの宣言!
・「御心にかなう人々」とは、福音の喜びの中で、神のことばに従うようになった者たちのことである!この表現はルカ 3 章 21 節で洗礼を受け、聖霊を受けたイエス様に対して使われ、同じ聖霊を受けた私たちに繋がる!
結)地の上に平和を!
・もはや「いと高き所で栄光が陰る」ことはない!永遠の朝に向かって時は動き出した。あなたの近くから、平和を造り出していこう!