『ルドルフシュタイナーのビオディナミ農法』のカバーアート

ルドルフシュタイナーのビオディナミ農法

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このコンテンツについて

「今日は、自然のぶどう酒作りで、2人目に大切な人物を紹介します。「自然のワイン業界の革命児」ゆうか、異端児と呼ばれている人についてお話したいと思います。その名は ルドルフ・シュタイナーです、彼が提唱したビオディナミ農法についてお話しします。自然ワインが好きな人はもうすでに知っておられるかと思いますが。自然のワインを話す上でとても大切な人なんですよ。自然派ワインの中でも、哲学的で、神秘的な農法です。ルドルフ・シュタイナーは(1861–1925)。教育界では「シュタイナー教育」で有名ですが、実は農業の改革者なんです。彼の思想の中心には「人間も自然も、ひとつの有機体としてつながっている」という考えがあります。1924年、農業をやってる人、その関係者を集めて講義をするんですが、その哲学を農業に応用した「ビオディナミ農法」を発表したのが始まりと言われてますね。まぁ僕はこれをビオディナミッシュ農法って言ってますので、今からは、そう言わさせていただきます。これが後に、世界のワイン造りに大きな影響を与えることになるのですが。で、ビオディナミッシュ農法の特徴の根本的な、考え方は、「畑全体をひとつの生命体として扱う」という考え方なんですよね、畑一つ一つに個性を与えると言う感覚ですよね。我々人間のように。彼の考え方をよく理解するための、ポイントはこんな感じです。まぁ3つぐらいに絞ることができます。循環 – 農場そのものが生きていて、すべてがつながっている。我々人間も含めて一緒に生きている共同体であると言う事。だから、農薬を散布して、都合の良いように虫たちを殺して排除すると言うよりは、共に生きると言うことを、大切にしている。我々人間も農薬を飲んでどうするんですかね?リズム – 月や惑星の動きをしっかりと勉強して、意味を与え、価値のあるものとして、仕事を進めている。プログラム化しスムーズに作業を進める。調合剤 – 牛の角に堆肥(たいひ)や石英粉(せきえい粉末)を入れて土に埋め、熟成させたりとかして、工夫を凝らすということですね。そしてそれを硬く信じる。つまり自分の作るものには責任を持って、世に出すということですね。最近責任を取らない人が多いですよね。人の命なんか何とも思っていないんじゃないかなって人が多いですよね。でもそういう人に限って自分の命は、こまめに気を使ってるみたいですけどね。まぁほんとに変な世の中になりました。ちょっと横道にそれてしまいました、すいません。とりあえずこの3つのポイントを覚えといてください。まず土地の循環を大事にすると言うこと。それから月などの動き、宇宙のリズムを仕事の中に取り入れる。自分の方法とし培う。そして最後に土をどうやって耕すか、豊かな大地にすることができるのか。自然にね変なもの使わないで。たとえば「500番」と呼ばれるホーン堆肥。牛の角に牛糞を詰めて土に埋め、発酵させてから畑にまく。「501番」は石英の粉末を牛の角に入れて熟成させ、光合成を助けるために使います。ちょっと不思議に聞こえいるかもしれませんが、こうしたプロセスを通じて土や、土の中に住んでる、周りで生活している動物や、ミ、クロの世界の、生き物達の力を最大限に引き出す。そして植物の共生を目指す。僕の家は農家だったので、なんとなくわかるような気がするんですよ。とにかく畑を耕す時は雨が降っているときに仕事をする、好きでした。かっぱを着ながらね。雨が降るとサワガニとかミミズ、でっかい勘太郎さんとか、カエルとかいろんな動物が出てくる。雨と一緒に。普段は隠れて出てこないんですけども、雨が降るとみんな打ち合わせしたように出てくるんですよ。そして彼らと一緒に畑を耕す、なんか、とてもいい仕事をしてるって言う記憶がね、残ってます。子供心にね、非常に好きでした。もう一つ、月夜のばんね、満月だったりとか、素晴らしい三日月だったりとか、月の光で仕事をする。もう自分の心が神秘性に包まれて、そして、一つ一つ、鍬を打ち込む。この動作がとてもインパクトのある不思議な感...
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