• 【CEO退任?】プライバシーを巡る政府との闘い、ティム・クックの決断|Apple / ティム・クック後編
    2026/02/01

    2016年2月16日。Apple本社の会議室に置かれたのは、裁判所命令書。FBIの要求はこうです。

    「iPhoneのロックを解除できる“特別なiOS”を作れ」——つまり、バックドアを作れ。

    後編で描くのは、ティム・クックが“ジョブズのコピー”にならずに、ティムはティムとして勝ち方を作っていくプロセスです。失敗する。批判される。泥を引き受ける。国家権力と衝突する。そのたびに問われるのは、「価値観は、戦略になれるのか?」という一点です。

    【目次】

    00:00 オープニング00:40 前回までのあらすじ01:55 ジョブズの急逝に世界がざわめく03:07 ジョブズのコピーになりたくない06:38 試練1:Apple Mapsの災難09:45 試練2:サプライヤー問題14:05 ティム・クック流Appleへ17:17 試練3:プライバシーを巡る政府との闘い23:44 プライバシーを巡る事件の顛末26:09 今回の学びと総括27:09 ティム・クックの退任と今後28:24 エンディング

    エピソード概要

    この回の主題は、「価値観は戦略になれるのか?」です。価値観は掲げるだけなら簡単です。しかし経営の現場では、価値観が“コスト”になります。失敗し、批判され、優先順位を問われる。そのときに、価値観が意思決定を導けるかが試される。

    クライマックスはFBIのバックドア要求です。「捜査協力」ではなく、「例外を作るかどうか」。一度作れば要求がエスカレートし、セキュリティの土台が崩れる。クックは“テロリストをかばう企業”という非難を受けるリスクを理解しながら、それでも拒否する。ここで彼は、舞台裏のオペレーション担当から、社会に向けて立場を説明するリーダーへと役割が変わっていきます。

    勝ったように見えて、問題は残る。法廷で白黒をつけられず、いつ再燃してもおかしくない。それでもこの事件は、「価値観が戦略になり得る」ことを、最も象徴的に示した瞬間として描かれます。



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    29 分
  • なぜジョブズはティム・クックを後継者に選んだのか|Apple / ティム・クック前編
    2026/01/25

    天才の後継者は、天才である必要があるのか。スティーブ・ジョブズの後にAppleを任されたのは、“アラバマ出身のオペレーション担当”でした。

    今回の前編は、ティム・クックが「ジョブズの相棒」になるまでの物語です。南部で形作られた価値観、IBMで叩き込まれたシステム思考、倒産寸前のAppleへ飛び込む意思決定。そして在庫と供給の設計で、Appleの“会社としての呼吸”を整えていく。派手な発明ではない。でも巨大企業が勝ち続けるには、こういう勝ち方が必要だった——という回です。

    【目次】

    00:00 オープニング02:23 幼少期、人種差別現場の衝撃06:12 生産工学専攻、IBM入社10:48 キャリアの転機12:49 当時のAppleは在庫管理が課題14:29 クックとジョブズの出会い15:53 クックの最初の役割20:13 ジョブズとのコンビネーションが抜群23:04 競合他社を牽制した戦略23:56 Appleが最強になる25:55 ジョブズ休職中に暫定CEOに26:55 ジョブズからの電話「今すぐ来い」30:28 今回の学び32:05 次回予告

    エピソード概要

    この回で描くのは、「天才の後に、会社を生かす才能が立ち上がる」プロセスです。

    ティム・クックは、ジョブズのようなカリスマでも、プロダクトの天才でもない。むしろ、派手な物語になりにくい“舞台裏の人間”です。しかし、Appleのような巨大企業が勝ち続けるには、発明だけでは足りない。製品を「作れる」「届けられる」「外しても死なない」状態にして初めて、次の賭けが打てる。

    前編は、クックの価値観の源流(南部で見たねじれ)、IBMで鍛えられた現場と数字への執着、そして倒産寸前のAppleへ行く意思決定を通じて、「なぜこの人物がジョブズの右腕になれたのか」を積み上げます。ハイライトは、在庫改革です。30日分あった在庫を6日に落とし、企業の反射神経を改善する。これは“モノを減らした話”ではなく、意思決定の速度とキャッシュの自由度を取り戻した話として位置づけられます。

    そして終盤、継承の瞬間が来る。2011年8月11日、ジョブズからの電話。「今だ」。舞台裏の男が、舞台の中央へ引きずり出される。その瞬間までを描いて前編は終わります。



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    33 分
  • NVIDIAの次の賭けは何か?ジェンスンが見ている次の10年|NVIDIA編 第5話
    2026/01/18

    NVIDIAとジェンスン・フアン編はいよいよ最終回です。

    ここまで4話を通じて、ケンタッキー州でトイレ掃除をしていた少年が、AI Factoryのインフラ企業のCEOになるまでのストーリーを追ってきました。今回はその振り返りを踏まえつつ、この30年の本質は何だったのか、そして次の10年でNVIDIAはどこに本気でベットしていくのかを整理していきます。

    決算で見える事業の重心、GTCなどでの発言、そして2時間のインタビュー動画から拾える示唆を手がかりに、次の10年の地図を引いていく回です。

    目次

    00:00 前回までのあらすじ

    01:41 これまでの振り返り

    04:31 NVIDIAが次に掛ける領域

    08:54 2時間のインタビューから見えるもの

    14:42 生成AIが登場した後の働き方

    18:17 NVIDIAの哲学とジェンスン・フアン

    20:13 今回の学び(NVIDIA編 総括)

    25:46 エンディング

    NVIDIA編・全5話を通じて、テクノロジーで世界を変える人たちの人生と意思決定を追ってきました。面白かったと思っていただけたら、ぜひチャンネル登録よろしくお願いします。それでは、次回のシーズンでまたお会いしましょう。

    NVIDIAの哲学とジェンスン・フアン編プレイリスト:https://www.youtube.com/playlist?list=PL0B4zl1BdYzEIwuyi_3K3lYaoQm0ST5am



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    26 分
  • NVIDIAの流儀、AIの火付け役になれた理由|NVIDIA編 第4話
    2026/01/11

    世界的成功者であるはずのCEOが、毎朝鏡に向かって「お前はダメなやつだ」と言う。自己否定でも病的な自虐でもなく、満身と戦うためのルーティンとしてそれをやっている。

    今回のエピソードは、NVIDIAが半導体の王者になれた理由を、ジェンスン・フアンという人間の「仕事の哲学」から辿っていきます。

    組織が巨大化するほど社風が劣化し、品質が落ち、社内政治が生まれる。彼はそれを何度も見てきた。だからこそ、大企業になってもスタートアップ並みの緊張感を維持しようとする。技術だけではなく、思想と組織設計が、その後のAIへの大勝負と繋がっていったという回です。

    目次

    00:00 前回までのあらすじ

    00:37 ジェンスンと他のCEOとの違い

    02:55 率直すぎるFB、ピラミッド組織を嫌うCEO

    09:34 ミッションこそが究極のボス

    11:50 GPUがAIの火付け役になった背景

    15:38 AlexNetの登場、最高の広告

    18:41 メラノックスの買収

    20:50 AIファクトリー化へ、魔法はない

    23:48 漆黒な労働環境

    26:36 LUA(Listen,Understand,Answer)

    28:01 ウィスキーのツマミ、トップ5メール

    29:06 NVIDIA=ジェンスン・フアン

    31:32 今回の学び33:37 次回予告

    次回予告

    次回は、AIのスケーリングがいつまで続くか分からない中で、NVIDIAが次の領域をどこに見据えているのかを、決算やインタビューも前提に考えつつ、シリーズの総括に入っていきます。

    NVIDIAが次の10年に何に掛けようとしているのか。その内容を紐解きます。

    NVIDIAの哲学とジェンスン・フアン編プレイリスト:https://www.youtube.com/playlist?list=PL0B4zl1BdYzEIwuyi_3K3lYaoQm0ST5am



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    35 分