『タブー視された哲学者を辿ったら現代につながった 杉山亮『井上哲次郎と「国体」の光芒』』のカバーアート

タブー視された哲学者を辿ったら現代につながった 杉山亮『井上哲次郎と「国体」の光芒』

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#60

今回の感謝本:清水唯一朗『原敬 「平民宰相」の虚像と実像』(中公新書)水野博太 『「支那哲学」の誕生 東京大学と漢学の近代史(東京大学出版)杉山亮『井上哲次郎と「国体」の光芒 官学の覇権と〈反官〉アカデミズム』(白水社)

【今回のトピック】ずっと大正時代が気になる廣田/初の平民出身の首相・原敬/江戸=儒学、明治=西洋の学問/南部藩校の系譜・作人館/北寮=西洋、南寮=儒学/上京後、学校になじめずカトリックの宣教師から学ぶ/江戸と西洋、教養のハイブリッド/清仏戦争時代に外交官に/現代にはいないタイプのエリートたち/問い:江戸末期の学問的素養と知性はいつどこで消えたのか?/当時は漢学=儒学が正統/ペリー来航から知の変革が始まる/佐久間象山と横井小楠/実学は西洋、道徳は儒学/西洋の学問を翻訳した西周/学問を宗教や道徳から切り離すための百学連環/明治10年、開成学校と東京医学校が統合され東京大学誕生/加藤弘之、東大のプログラムを進化論をイメージに構築/本日のメイン・井上哲次郎!/後にタブー視され井上は何をやらかしたのか/形而上 by 哲次郎/現象即実在論=目に見えないものも実在するという考え /加藤 VS 井上の哲学風政治ゲーム/軍部にとって都合のいい現象即実在論の勝利/哲次郎、教育勅語を哲学的に裏づけようと『勅語衍義』を著す/近代以降の御用学者の祖/民主主義は天皇崇拝のために必要という謎ロジック/儒学を哲学に変える/哲学=考える、儒学=身につける/「日本にも哲学があったんだ!」というトンデモ論文「日本陽明学派之哲学」/それを再評価した三島由紀夫/哲次郎、漢学者にビーフをしかけて嫌われる/国体を形成するための思想的裏づけへ/早稲田に尖った右派の研究者集まる/東大=科学指向、唯物論的/早大=ハードコアな日本論/井上が嫌悪したキリスト教と内村鑑三不敬事件/「国家神道は宗教ではない。政治哲学だ!」/1910年のおもしろ事件・千里眼事件/当時盛り上がっていた変態心理学/超常現象を研究していた東大の福来友吉/透視能力を持つ御船千鶴子の実験に哲次郎も立ち会う/ねつ造疑惑で友吉、東大を事実上追放/哲次郎、南方熊楠と戦う/哲治郎「三種の神器のうち鏡と剣は失われて久しい」→不敬事件へ/不敬のブーメラン/感謝本3連コンボ/井上哲次郎を扱うこと自体がタブー/三島由紀夫「革命哲学としての陽明学」で自決に至る思想を表明/感謝ポイントを探すもバッドエンドに……/戦後教育のせいで見えづらい「国体」とその中心/やっぱり今って、当時と似てない?/右派左派のタグだけで議論することの貧しさ/民族主義団体・一水会のまっとうさ/左右でも上下でもなく「奥」を意識したいね/西洋概念を二字熟語に翻訳した当時の研究者たちの凄み/哲次郎には感謝が足りなかった?/次回、さらなる大ネタが? 

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