サガレンと八月
カートのアイテムが多すぎます
ご購入は五十タイトルがカートに入っている場合のみです。
カートに追加できませんでした。
しばらく経ってから再度お試しください。
ウィッシュリストに追加できませんでした。
しばらく経ってから再度お試しください。
ほしい物リストの削除に失敗しました。
しばらく経ってから再度お試しください。
ポッドキャストのフォローに失敗しました
ポッドキャストのフォロー解除に失敗しました
-
ナレーター:
-
著者:
📖『サガレンと八月』朗読 – 北の海の風と波が、しきりに何かを訊いてくる🌊🐚
静かに語られる物語の世界へようこそ。今回お届けするのは、宮沢賢治の『サガレンと八月』。
オホーツク海のなぎさに立つ「私」に、西の山地から吹いて来たまだ少しつめたい風が、「何の用でここへ来たの、何かしらべに来たの」と、上着をぱたぱたかすめながら何べんも通って行きます。標本を集めに来たんだいと威張って答えてみても、その風はもう海の青い暗い波の上に行っていて、こちらの返事は一語ずつ切れ切れに持って行かれてしまうのです。やがて波までが音を強くして、拾ったばかりの貝殻のことで「私」に食ってかかってきます。
話はいつのまにか、前の草はらで鮭の皮を継ぎ合せて上着をこさえるおっかさんと、指をくわえてはだしで小屋を出るタネリのところへ移ります。浜に落ちている寒天みたいなすきとおったものを拾ってはいけない、それで物をすかして見てはいけない。おっかさんはそう言いふくめますが、渚に下りたタネリは、それをつまみ上げて、すかして見たくてたまらなくなってしまうのです。
なぎさで聴いたことが、しっかりしたつかまえどこのあるものなのか、それとも風や波といっしょに次から次と移って消えて行くものなのか、「私」にはわかりません。ただ、そこにある風や草穂のいい性質が聴く人のこころにうつって見えたなら、どんなにうれしいかしれません。
乾いて飛んで来る砂と、はまなすのいい匂い。孔雀石いろと暗い藍いろに縞になった海。北の島の八月のなぎさに吹く、風のきれぎれのものがたりを、朗読でじっくりとお楽しみください。
#冒険 #衝動 #少年
adbl_web_anon_alc_button_suppression_t1
まだレビューはありません