『クねずみ』のカバーアート

クねずみ

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概要

📖『クねずみ』朗読 – エヘン、エヘンと響く咳払いと、高慢なねずみの行く末🐭静かに語られる物語の世界へようこそ。今回お届けするのは、宮沢賢治の『クねずみ』。クという名前のねずみは、たいへん高慢でそねみ深く、自分をねずみ仲間の一番の学者と思っていました。ほかのねずみが何か知識のあることを言うと、「エヘン、エヘン」と大きな咳払いをして威圧するのが癖でした。友だちのタねずみが経済の話や地震の話、天気予報の話をしようとするたび、クねずみは「エヘン、エヘン」とやって、タねずみを怖がらせます。ある日、クねずみは散歩の途中で、二匹のむかでが親孝行な蜘蛛の話をしているのを聞きます。そこでもまた「エヘン、エヘン」。天井裏街では、ねずみ会議員のテねずみが立派な議論をしているのを立ち聞きし、やはり「エヘン、エヘン」とやってしまい——やがてクねずみは思いもよらぬ事態に巻き込まれていきます。「エヘン、エヘン」という咳払いが、物語の中で繰り返し響きます。他者の知識や賢さに対するそねみ。自分が一番だという高慢さ。クねずみの咳払いは、友だちとの会話を、むかでの会話を、テねずみの演説を、次々と遮っていきます。「ねずみ競争新聞」、「共同一致団結和睦のセイシン」、「分裂者」。物語には社会的な言葉が織り込まれ、ねずみたちの世界が具体的に描かれていきます。そして咳払いという小さな癖が、やがて大きな波紋を呼んでいく——クねずみの高慢さとそねみ深さが導く展開を、朗読でじっくりとお楽しみください。


#鼠 #猫 #動物が主人公

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