『なぜ英語は「つなげて発音」した方が通じるの? 脱カタカナ!メリハリある流れる発音を目指せ!』のカバーアート

なぜ英語は「つなげて発音」した方が通じるの? 脱カタカナ!メリハリある流れる発音を目指せ!

なぜ英語は「つなげて発音」した方が通じるの? 脱カタカナ!メリハリある流れる発音を目指せ!

無料で聴く

ポッドキャストの詳細を見る

このコンテンツについて

英語と日本語、「はっきり」の根本的な違い「英語は、単語同士を滑らかにつないで発音する(リンキング)のが良い」と聞いたことがあるかもしれません。しかし、「一語一句はっきりと発音した方が丁寧で通じやすいのでは?」と疑問に思いませんか?実は、英語の「はっきり」と日本語の「はっきり」は、根本的に方向性が異なります。🔍 日本語の「ハッキリ発音」とは日本人が「ハキハキ話す」時、それは**「一つ一つの音節(音の区切り)全てが際立つ」**ように話すことを意味します。例えば、「は・き・は・き・と・は・な・し・ま・す」 このように話すことで、音節の一つ一つは際立ちますが、その分、一つ一つの音は短く、ブツ切れになりがちです。💡 英語の「ハッキリ発音」とは一方、英語の「はっきりした発音」とは、**「重要な単語が際立った、伸びのある発音」**を指します。もっと簡単に言えば、「メリハリのある発音」です。これは「長い音(強く発音する部分)」と「短い音(脱力する部分)」の繰り返しで構成されます。イメージとしては、「はっきりと伸びる音」を「脱力した音」で滑らかにつないで発音する感じです。例: We started it seven years ago. (私たちはそれを7年前に始めました)カタカナ発音: ウィ・スターテッド・イット・セブン・イヤーズ・アゴーメリハリ発音: /wi STAR dede SE vun YEEZ uh GOU / (ウィ スターディディセヴン イーーザゴウ)このように、重要な単語(STAR, SE, YEEZ, GOUなど)の母音をしっかり伸ばし、それ以外(wi, dede, vun, uh)は脱力して短くつなげる。これが英語の「はっきりとした発音」です。 「伸びる音」をより際立たせるために、結果として全体が滑らかにつながった発音になるのです。カタカナ発音は「Choppy(ブツ切れ)」もし、先ほどの文を日本語の「はっきり発音」のように、すべての音節を際立たせようとするとどうなるでしょう?「ウィ!スター!テッ!ド!イッ!ト!セ!ブン!イ!ヤーズ!ア!ゴー!」これでは、音節ごとに音がブツ切れになってしまいます。 本当に際立たせたい大事な音(STARなど)に十分な伸びが得られず、かえって非常に聞きにくい発音になってしまいます。このようなブツ切れの発音を、英語では「Choppy(チョッピー)」と呼び、日本人訛りの典型例としてよく挙げられます。🌊 流れる発音の土台「ブレスフロー」では、どうすれば「メリハリがあり、かつ滑らかな」発音ができるのでしょうか。 単語一つ一つを綺麗に発音することよりも、フレーズ全体を通して「どれだけ滑らかに、かつ、くっきりと発音できるか」が重要です。その鍵となるのが「ブレスフロー(息の流れ)」です。大事なポイント:息を吐きながら全体をつなげて発音する息の流れが途切れると、発音もブツ切れ(Choppy)になってしまいます。常に一定の息を流しながら、その息に音を乗せていくイメージを持ちましょう。ブレスフローの作り方あくびをして喉奥を広げる: 喉のリラックスが重要です。息はソフトパレット(口の奥の柔らかい部分)に当てる: 喉から直接ではなく、口の奥で響かせる意識を持ちます。子音を被せるように音をつなげる: 息の流れを止めずに、子音を「ポン」と乗せていく感覚です。🗣️ 実践1:ブレスフロー・エクササイズ「はっきり伸ばす音(ストレス)」を「脱力した音」でつなぎ、全体を滑らかに発音する練習です。SAH sa SAH sa SAH sa (Sausage x3)SA sa SA sa SA sa (Salmon x3)→ It’s my favorite salmon sausage.HAH ha HAH ha HAH ha (Hollywood x3)HA ha HA ha HA ha (Handling x3)→ You’re handling well in Hollywood.MAH ma MAH ma MAH ma (Monster x3)MA ma MA ma MA ma (Mango x3)→ Those mangos are like monsters.YA ya YA ya YA ya (Yams x3)YEE yi YEE yi YEE yi (Years x3)→ I haven’t had yams for years.*ポイント: 喉を完全に閉じると Ear (耳) に、喉を狭めると Year (年) になります。🎙️ 実践2:TEDで発音トレーニング実際のネイティブの音声を使って、メリハリと滑らかさ(リンキング)をトレーニングしましょう。題材: The inside story of ChatGPT's astonishing potential (Greg Brockman) 練習のポイント:ストレス(強く・長く読む部分)をしっかり伸ばす。脱力して滑らかに次...
まだレビューはありません