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【第326回】『既存社員が納得できる中途採用の給与設計とは?』

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【第326回】『既存社員が納得できる中途採用の給与設計とは?』 中途採用で既存社員より高い給与を出すこと自体が問題なのではありません。 大切なのは、その差が何のスキル・役割・責任に基づくのかを説明できる事です。 給与差を隠さず、納得感ある賃金設計を整えることが重要です。 企業が中途採用を行う際、既存社員より高い給与を提示しなければならない場面があります。新規事業に必要なスキルや、社内にない専門性を持つ人材を採用するためには、採用市場に合わせた給与設定が必要になることもあります。 中途社員の給与が高いこと自体が、必ずしも問題ではありません。問題なのは、その給与差について会社が説明できないことです。 「前職給与が高かったから」「採用市場で必要だったから」だけでは、既存社員の納得感は得にくくなります。 1.給与差を説明できる根拠を整える まず大切なのは、給与差の根拠を賃金規程や資料として整理しておくことです。 既存社員には等級制度や賃金規程がある一方で、中途社員だけが別ルールで高い給与になっていると、後から説明が難しくなります。 特に、前職給与だけを基準に給与を決めてしまうと、入社後の実際の貢献と給与が合わなくなる可能性があります。 高い給与を設定する場合は、どのスキルを評価しているのか、どの業務を任せるのか、どの程度の責任を負うのかを明確にする必要があります。 場合によっては、基本給ではなく、期間限定のプロジェクト手当として設計することも有効です。 2.既存社員に役割とスキルの違いを説明する 次に重要なのは、既存社員に対して、中途社員の役割やスキルの違いを説明することです。 中途社員は社会人経験があるため、既存社員から見ると、自分より上なのか下なのか、教える立場なのか教わる立場なのかが分かりにくいことがあります。 ここが曖昧なままだと、給与差への不満が生まれやすくなります。 会社としては、「中途だから優秀」という説明ではなく、「この領域の経験があるため、この業務を任せる」「一方で、既存業務や社内ルールは既存社員の方が詳しい」と具体的に伝えることが大切です。 3.既存社員の価値も言葉にして伝える 中途社員の給与が高いからといって、既存社員の価値が下がるわけではありません。 社内業務の理解、顧客との関係、会社の文化、日々の運用を支えてきた経験は、既存社員だからこそ持っている大切な価値です。 だからこそ会社は、中途社員に期待する役割を説明すると同時に、既存社員がこれまで積み重ねてきた貢献も言葉にして伝える必要があります。 給与差の説明は、中途社員を特別扱いするためではなく、双方の役割を整理し、組織として納得感を作るためのものです。 まとめ|給与差は隠さず、説明できる状態にする 中途採用で既存社員より高い給与を提示する場面は、今後も増えていくと思います。専門性の高い業務や新規事業を進めるためには、外部人材の力が必要になることもあるからです。 大切なのは、 ・給与差の根拠を賃金規程や資料で整えること ・中途社員の役割やスキルを既存社員に説明すること ・既存社員の価値もきちんと言葉にして伝えること この3つです。 給与差そのものが問題なのではありません。問題なのは、その差が何に基づいているのかを会社が説明できないことです。 サンキャリアとしても、採用時の給与設定だけでなく、既存社員とのバランスや説明責任まで含めた賃金制度づくりを支援していきたいと考えています。 ~お知らせ~ この番組は、社会保険労務士の田村が、働き方改革や労使関係の改善に役立つ情報を提供する番組です。 また、外国人労働者や海外駐在員の労務管理に携わる企業の方にとって、現場で役立つ実務的なアドバイスもお届けしております。 本番組は、社会保険労務士事務所Sun&Career代表の田村が毎週1回配信しているサンキャリアニュースの音声版チャンネルです。 本番組のパーソナリティーは社会保険労務士事務所Sun&Career代表である田村のAI音声を使って配信しております。 この音声にはAI自動翻訳が使用...
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