【大晦日を味わう】——言葉の由来と「除夜の鐘」の意味
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概要
🔶大晦日・晦日・つごもり
「晦日(みそか)」は本来、月の30日を指しましたが、のちに月の最後の日という意味になりました。
「大晦日」は年の最後の日、12月31日です。
「つごもり(晦)」は太陰太陽暦で月末に月が隠れることから生まれた語とされます。
🔶「師走(しわす)」の語源(諸説)
「僧が走るほど忙しい」という説が知られますが定説ではありません。
「年が果てる(年果つ)」が変化したという説、四季が極まるを語源とする説など、いずれも年の瀬の慌ただしさを映す説明です。
🔶除夜の鐘と「除夜会(じょやえ)」
「除夜」は大晦日の夜のこと。古い年を除き新しい年を迎える意です。
浄土真宗本願寺派(西本願寺)では、除夜会や元旦会などの法要が営まれます。寺院によっては鐘を撞きます。
🔶なぜ108回なのか
有名なのは四苦八苦の合計という説明です。4×9+8×9=108
もう一つの説明は次の組合せです。六根(眼、耳、鼻、舌、身、意)に三つの受(楽、苦、不苦不楽)と二つの状態(染、清)と三つの時(過去、現在、未来)を掛け合わせ、六×三×二×三=108とする考え方です。
ただし浄土真宗の自覚としては、煩悩は108で数え尽くせません。人は煩悩具足の凡夫であり、いのちが終わる時まで煩悩は尽きない存在です。だからこそ鐘の響きに自分のありのままを聞き、新しい一年に念仏のご縁を結び直します。
🔶年末の寺の景色
十二月は各家で営むお取越報恩講などがあり、僧侶も慌ただしくなります。
帰省に合わせた墓参や寺参りも増え、師走の空気が境内に満ちます。
🔶今週のまとめ
晦日、大晦日、つごもりはいずれも月や年の締めを示す言葉です。
除夜会は古い年を除く法要で、108という数え方には複数の説明があります。真宗の立場では、数え切れない煩悩を見つめ直す機縁として受けとめます。
鐘の音を縁に、悔い改めと感謝で一年を締め、新たな年に念仏の一歩を踏み出しましょう。
来年最初のテーマは「海と仏教」です。どうぞお楽しみに。
お話は、熊本市中央区京町(きょうまち)にある仏嚴寺(ぶつごんじ)の高千穂光正(たかちほ こうしょう)さん。お相手は丸井純子(まるい じゅんこ)でした。