[4巻] バッテリーIV
(KADOKAWA)
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ナレーター:
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乃神 亜衣子
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著者:
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あさの あつこ
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派手な出来事があるわけじゃないのに、何でこんなに息が詰まるんだろうと思いながら聴いていました。
巧というキャラクターは相変わらず手ごわくて、正直「もう少し周りに優しくしてよ」と言いたくなる瞬間が何度もあります。
でもそのたびに、彼の視点から世界を見せられて、「あ、そうか、彼にはこう見えているんだ」と気づかされる。
その繰り返しが、聞き手を引きずり込む仕掛けになっている気がします。
豪の揺れ動きは、今回いちばん聞き応えがありました。
強さと弱さが同居していて、「捕り切れなかった」という事実が彼の内側にどれだけ深く刻まれているか——そのあたりの描写が、静かなのにじんわ~りと重い。
門脇と瑞垣が新田に現れる場面は、嫌な緊張感があってよかったです。
単純な悪役にしていないところが、このシリーズらしいなと思いました。
収録されている短編「空を仰いで」は、本編とは少し違うトーンで、少し息が抜ける感じ。
でもそこに置かれることで、本編で見えていなかった側面がちらっと見えるようで、やさしく着地しました。
ナレーターの乃神亜衣子さんの語りは、感情を押しつけすぎない抑制が心地よくて、あさのあつこさんの文体とよく合っています。
5巻がどこへ向かうのか、楽しみです。
崩れかけた信頼が問いかけるもの。
問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。
次の布石も見えてきて、Ⅵまで読了するのがますます楽しみになった。
豪の苦悩・・
問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。