『[2巻] 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙II』のカバーアート

[2巻] 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙II

(KADOKAWA)

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[2巻] 新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙II

著者: 支倉 凍砂
ナレーター: 安國 愛菜
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このコンテンツについて

港町アティフでの聖書騒動を乗り越えた青年コルと、賢狼の娘・ミューリ。恋心を告げて開き直ったミューリから、コルは猛烈に求愛される日々を送っていた。
そんな中、ハイランド王子から次なる任務についての相談が。今後の教会勢力との戦いでは、ウィンフィール王国と大陸との海峡制圧が重要になってくる。そのため、アティフの北にある群島に住む海賊たちを、仲間にすべきかどうか調べて欲しいというのだ。
海賊の海への冒険に胸を躍らせるミューリであったが、コルは不安の色を隠せない。なぜなら海賊たちには、異端信仰の嫌疑がかけられていたのだ。彼らが信じるのは、人々が危機に陥ると助けてくれるという“黒聖母”。不思議な伝説が残る島で、二人は無事任務を遂行することができるのか――。©2017 ISUNA HASEKURA (P)KADOKAWA
文学・フィクション・ライトノベル
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最も関連性の高い
これはライトノベル界の「沈黙」(遠藤周作著)である
神に乞い願うのに神は応えない
その苦しみ、切なさ、憤り、それに対するライトノベル的回答と言える
中世欧州風世界を舞台にするのであれば、本来逃れられないテーマを見事に描き切ったと言える

ただのイチャラブモノを見たい諸氏には評判悪いのはよくわかるが
それ以外を見たい層の期待には見事に応えている

解決方法が、安直だと思わなくもないが、伏線は十分にある
最後は経済の力学が信仰すら凌駕するという
ある意味近代史感の突きつけとも言える

興味深いテーマであり、あれこれ考えさせられもする

とはいえ、最初の自己犠牲者の心情はスルーしているのは気になるし、将来の伏線なのかもしれない

イチャラブだけがお求めの人以外にはおすすめである

ライトノベルの限界に挑んだ傑作

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