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日本のニュース賛否両論わかる本
- ナレーター: 中村 萌
- 再生時間: 7 時間 15 分
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原発が抱える問題の本質は変わっていない──。
2011年3月から6年以上の時間が経過した。福島第1原発事故をめぐる処理費用の負担スキームが決定するなど、時間経過とともに新たな事実もある。
しかし、原発が抱える問題の本質は変わっていない。リスクの正確な把握や公表、そして公開の場での自由な議論がないままで原発の再稼働は危うい。
ましてや「世界最高水準の安全性」という新たな「安全神話」すら作られ始めている。そうしたことへの危機意識から本テーマを計画した。
そのため、本書では福島第1原発の廃炉・賠償問題だけではなく、核燃料サイクル、プルトニウム管理、高速増殖炉「もんじゅ」、原子力発電所等核施設の安全・テロ対策など幅広く取り上げた。原子力と核をめぐる諸問題を考える一助になる1冊。
本書は『週刊東洋経済』2016年10月22日号より8回にわたり連載した記事、約60ページ分を大幅な加筆のうえ電子化したものです。
著者: 週刊東洋経済編集部
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しかし、原発が抱える問題の本質は変わっていない。リスクの正確な把握や公表、そして公開の場での自由な議論がないままで原発の再稼働は危うい。
ましてや「世界最高水準の安全性」という新たな「安全神話」すら作られ始めている。そうしたことへの危機意識から本テーマを計画した。
そのため、本書では福島第1原発の廃炉・賠償問題だけではなく、核燃料サイクル、プルトニウム管理、高速増殖炉「もんじゅ」、原子力発電所等核施設の安全・テロ対策など幅広く取り上げた。原子力と核をめぐる諸問題を考える一助になる1冊。
本書は『週刊東洋経済』2016年10月22日号より8回にわたり連載した記事、約60ページ分を大幅な加筆のうえ電子化したものです。
著者: 週刊東洋経済編集部
あらすじ・解説
社会の動きを理解するには、新聞などで報じられるニュースのチェックが欠かせない。
私たちの生活を左右する政治問題や各地で発生した事件・事故など、日々数多くの
ニュースがメディアから流れてくる。なかでも、話題となるニュースは、ある日突然
生じるということはない。たいてい、その前になにかしら関連する出来事が起こっている。
たとえば、最近「日本も核保有について議論すべき時期ではないか」と発言する
政治家があらわれ物議を醸したが、これには布石となる事件がある。2006年10月に
実施された北朝鮮の核実験がそれだ。このままでは北朝鮮に攻め込まれるかもしれない
という国民の危機意識も、核武装論を後押しすることになったようである。
また、IT長者の登場をきっかけに騒がれはじめた格差の拡大は、バブル崩壊後の
長期不況や経済のグローバル化が大きく関係しているといわれている。
このように、毎日伝えられるニュースには、背景となる出来事が必ず存在しており、
それを知らなければ問題の本質は見えてこない。上辺だけを見ていても、焦点は
ぼやけてしまう。日本の社会が、今後どう変わっていくのかを予測するには、
現在起こっているニュースを把握しておくことが重要となるのだ。
本書では、憲法改正や靖国問題、ニートの増加、飲酒運転などの政治・社会的な話題から、
温暖化。地上デジタル放送、メタボリック症候群などの身近な話題まで、日本を 騒がせているさまざまなニュースを取り上げ、図版をまじえてわかりやすく解説
している。本書が、日本の“いま”と“これから”を理解する一助となれば幸いである。