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[5巻・後編] 幼女戦記 5 Abyssus abyssum invocat 後編
(KADOKAWA)
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著者:
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カルロ・ゼン
このコンテンツについて
金髪、碧眼の愛くるしい外見ながら
『悪魔』と忌避される
帝国軍のターニャ・フォン・デグレチャフ魔導中佐。
冬までのタイムリミットを約二ヶ月と見積もった
帝国軍参謀本部は積極的な攻勢か、越冬を見通した戦線再構築かで割れていた。
激論の末に導き出された結論は、攻勢に必要な物資集積の合間での『実態調査』。
実行部隊として、ターニャ率いるサラマンダー戦闘団は白羽の矢を立てられる。
進むべきか、踏みとどまるべきか?
逡巡する暇はない。
地獄が地獄を呼び、止めどなく激化してゆく戦争。
誰もが、守るべきものを心に抱き戦場に向かうのだ。
すべては「祖国」のために。
※本作品は「幼女戦記 5 Abyssus abyssum invocat」を分冊し、第肆章/第伍章/第陸章/付録を収録したものです。©Carlo Zen 2016 (P)- KADOKAWA
というタイトルが示す「地獄が地獄を呼ぶ」という言葉通り、突き付けられるのは、戦争という人間の愚かさの連鎖です。カルロ・ゼンの筆致は冷徹でありながら、同時にユーモラスなアイロニーも漂わせ、単なる戦記ものを超えて“現代に通じる寓話”として響いてきます。
ちなみに"ユーモラスなアイロニー"ってのは、単なる「皮肉」が持つネガティブな響きを払拭し、ユーモアというフィルターを通して人間や社会の矛盾を浮き彫りにする、洗練された表現方法のこと。
今回、耳読で、文字だけでは拾いきれないニュアンスが立ち上がってきました。
ナレーターの山崎健太郎、佐野愛両氏の声の演技は、帝国参謀本部の硬質な議論からターニャの冷笑的な独白、さらには戦場の喧騒に至るまでを鮮やかに表現。
特にターニャの、まっすぐな道(理性)と、でこぼこでどこに行くかわからない道(狂気)の間を、綱渡りしているような状態に揺れる声色は、聞いているこちらを思わず背筋を正させます。
聞いてくと、
・ナレーションによる人物像の立体化で、ターニャというキャラクターの魅力と恐怖が倍加する。
・単なる娯楽を超えて「組織の意思決定」や「戦争の泥沼化」というテーマを深く掘り下げてると感じる。
・戦史や軍事的思考に興味のなかった人でも、物語を通じて“戦略が人間をどう縛るか”を理解できる。
・ターニャの冷徹な論理が、逆説的に「平和の価値」を強く意識させる。
・紙の本以上に「戦場に立っている錯覚」を味わえる。
聴く前は、物語の舞台は難しそう、軍事色が強くてとっつきにくいかも……でした。
が、聴き終えた後は「これって現代社会の縮図じゃないか」と驚き、仕事の会議や組織論を思い出しながら何度も頷いてしまいました。
さらに、ターニャの皮肉な視点が妙に日常の見方を軽くしてくれる効果まで。
まるで、戦争文学とビジネス書を同時に読んだような知的な満足感を感じちゃいます。
本作は“エンタメの皮をかぶった現代社会批評”です。
同時に“声で楽しむ文学体験”。
耳読初心者にも強くおすすめできる一冊です。
戦場の声が心を撃つ!――『幼女戦記』第5巻後編の知的スリル
問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。
優秀なロリ○ンきめぇ。出会ったらデグさん全力で逃げてw
はてさて越冬作戦どうなることやら。
八甲田山にならない事(あれは訓練中だけど)を心から【存在X】へ祈りましょう(優秀なデグさんならそもならんだろうけど)
混迷深まり往く
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