『ロスト・レジェンズ』のカバーアート

ロスト・レジェンズ

成長途中の少年:『アナと雪の女王』より

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ロスト・レジェンズ

著者: ジェン・キャロニタ
ナレーター: 二橋 奈生
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アレンデール王国の氷のエキスパートになる前……彼はクリストフという名前の、完璧ではない、どこにでもいる少年でした。
「俺はここにいるよ。何をすればいい?」
12歳の少年クリストフ・ビョルグマンは充実した生活を送っていました。彼は相棒のトナカイや、養子として迎え入れてくれたトロールの家族、そして氷、そのすべてが大好きでした。しかし母親のバルダはいつも彼の心配をしていました。クリストフくらいの年齢の男の子は、もっと他の子どもたちと関わったほうがいい。特に「人間」の子どもたちと。そう考えていたのです。バルダは決断のときがきたと判断して、クリストフを学校に通わせることに決めました。この決断に、クリストフはがっかりしました。彼は人間の子どもたちに馴染むことができないからです。そんな彼に追い打ちをかけるように、小さなころからのいじめっ子、グスタフがクラスメイトだということがわかります。グスタフは小さなころよりもずっと意地悪な人間になっていました。
ポーラーナイト・フェスティバルで「 氷の切り出しレース」がはじめて開催されるのだと知った時、クリストフはこのひどい状況を変えるチャンスだ! と感じました。このレースに勝てれば、クラスメイトたちに自分にも取り柄があると証明することができます。そのうえ、新品のソリまで手に入るのです。『氷売りによる氷のハンドブック』を頼りに、クリストフはたくましく成長し、来たるレースの日を前に気持ちを高ぶらせます。その間も、グスタフはあれこれと妨害しようと悪だくみをくわだてるのでした。しかしフェスティバル当日は大雪に見舞われ、レースの続行が難しくなってしまいます。 クリストフはどちらが大切なことか、選択を迫られます。――勝負に勝つことか、ライバルを助けるために“正しい行動”をとることか。
息をのむようなスリルと、遊び心を効かせた面白さ。ロスト・レジェンズのシリーズが送る、ディズニーで最も悪名高いやんちゃな男の子たちの、まだ語られていないオリジナルストーリー。©2025 Disney (P)2025 Disney
ファンタジー
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クリストフの過去を本人が語り聞かせるという導入から展開される物語ですが、氷売りの男達や孤児院といった舞台の描写が丁寧かつ残酷とも感じるリアルさがあります。単なるディズニー映画のスピンオフではない重厚な世界観の作品です。
唯一欠点が挙げられるとすると、章の切り替わりに間が無さすぎて毎回驚くくらいでしょうか。

アナ雪ファン必聴の一作

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