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黒白ストーリー
- ナレーター: 野口 晃
- 再生時間: 1 時間 40 分
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あらすじ・解説
<内容紹介>
材木の間から
いなせな仕事着を着た若者・三平。飯田町付近の材木置き場の中の板をあちこちに並べ直していた。しきりに声色を使い、時には変な身振りを混ぜた三平は芝居気違いだ。
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三平は話しないように驚き、再度材木の隙間から覗いた。娘が立ち去ったあと、見送った男は舌なめずりをしながら辺りを見回した。そして、すごい顔でニヤリと笑う。
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眼科の開業医・丸山養策は数年前に妻を失ってから、一人娘の音絵に愛情を注いでいた。音絵は、十九歳で女学校を優等の成績で卒業。箏曲を好んでおり琴の師匠についていた。
師匠は、歌寿と呼ばれるめくらの独り者だった。秘伝を授けるという段階で歌寿は重い喘息にかかってしまう。音絵は親身になって介抱するが、時折見せる歌寿の悲しそうな淋しげな表情を不審に思い思いした。
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なまけものの恋
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先立って紳士が歩き始めると、徳市も付いて行った。
<夢野久作(ゆめの・きゅうさく)>
日本の小説家、SF作家、探偵小説家、幻想文学作家。
1889年(明治22年)1月4日 - 1936年(昭和11年)3月11日。
他の筆名に海若藍平、香倶土三鳥など。現在では、夢久、夢Qなどと呼ばれることもある。福岡県福岡市出身。日本探偵小説三大奇書の一つに数えられる畢生の奇書『ドグラ・マグラ』をはじめ、怪奇色と幻想性の色濃い作風で名高い。またホラー的な作品もある。
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