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  • おしの

  • 著者: 芥川 龍之介
  • ナレーター: 斉藤 範子
  • 再生時間: 18 分
  • 4.0 out of 5 stars (6件のカスタマーレビュー)

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おしの

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あらすじ・解説

代々江戸城の茶室を管理し、将軍や大名に茶の接待をする「奥坊主」と呼ばれる職を務めた家柄に育ち、文芸や芸事への興味・関心を早くから持っていた芥川龍之介。
才気にあふれ、世話好きな性格は周りの人々を惹きつけ、たくさん悩みながらもよく笑い、よくしゃべる人だったそうです。
そんな芥川は、東京帝国大学に入学した翌年、高校の同級だった久米正雄らと共に第三次「新思潮」を創刊し、小説や翻訳を発表しました。
次いで第四次「新思潮」を創刊の際に掲載した『鼻』が夏目漱石に認められ、文壇に登ることとなりました。
その後新聞社に入社し、記者としてではなく専業作家として意欲的に執筆活動を続けました。
芥川は、漱石や森鴎外から文体や表現の影響を受けたり、キリシタンもの、江戸を舞台にしたものなど題材に応じて文体を変えたりと、意識的な小説の書き方をしていました。
また、鈴木三重吉により創刊された児童雑誌「赤い鳥」には、初となる童話作品『蜘蛛の糸』を発表、その後も同雑誌を中心に童話作品を相次いで発表し、幅広く作品を世に残しています。


ここは南蛮寺の堂内である。ふだんならばまだ硝子画の窓に日の光の当っている時分であろう。が、今日は梅雨曇りだけに、日の暮の暗さと変りはない。その中にただゴティック風の柱がぼんやり木の肌を光らせながら、高だかとレクトリウムを守っている。それからずっと堂の奥に常燈明の油火が一つ、龕の中に佇んだ聖者の像を照らしている。参詣人はもう一人もいない。
そう云う薄暗い堂内に紅毛人の神父が一人、祈祷の頭を垂れている。年は四十五六であろう。額の狭い、顴骨の突き出た、頬鬚の深い男である。床の上に引きずった着物は「あびと」と称える僧衣らしい。そう云えば「こんたつ」と称える念珠も手頸を一巻き巻いた後、かすかに青珠を垂らしている。
堂内は勿論ひっそりしている。神父はいつまでも身動きをしない……
©2022 PanRolling

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総合評価
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ちょっとした事なのに

互いにちょっとした事すら思想が違うと、わかりあう事が難しくなるんだなぁと思いました。

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信仰のカルチャーショック

日本と西洋の信仰に対する感覚の違いがわかって、面白かったです。

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男気

芥川自身はキリスト教に対してこういう思いがあったということでしょうか。
宗教どうこうではなく、おしのの去り際はちょっと男気があってかっこよかったです。

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価値観の違い


考え方や信じるものの違う人間とは、分かり合うのが難しい。自分がいくら素晴らしいと思って話したことでも、相手にとっては軽蔑の対象になることもある。終盤のキリストに心酔する神父と、臆病者と言い放ち去っていくおしのの対照さが面白かった。

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よかったです

聞けてよかったです。芥川龍之介の作品を堪能できました。

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国語の教科書で見た気がする

学生の頃は、全然理解出来なかった(しなかった)が、今現在、聞いて…まぁ分かり合うのは難しいんだなと、個人的には武士道の方がわかるなぁと。

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