『ヒダテン!ボイスドラマ』のカバーアート

ヒダテン!ボイスドラマ

ヒダテン!ボイスドラマ

著者: Ks(ケイ)、湯浅一敏、飛騨・高山観光コンベンション協会
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このコンテンツについて

飛騨高山を舞台にした珠玉のボイスドラマをお届けします。コミュニティFM Hit's FM(Hida Takayama Tele FM) で放送中の人気ラジオ番組! ヒダテン!のCV声優10名 が入れ替わりパーソナリティを務める「Hit’s Me Up!(ヒッツ・ミー・アップ!)」の中で放送されているボイスドラマです!ボイスドラマを通じて飛騨高山の魅力に触れてみてください! <番組の特徴> ・ 飛騨高山を舞台にしたボイスドラマを多数制作! これまでに100本以上の作品を発表し、地元の魅力を物語として発信 ・ 放送情報   放送局1: Hit's FM(Hida Takayama Tele FM)   放送時間:毎週金曜10:30-11:00/毎週土曜13:30-14:00   放送局2: FMらら(FMラインウェーブ株式会社)   放送時間:毎週金曜13:00-13:30   配信:Spotify、apple(iTune)ミュージック、amazonミュージック、YouTubeミュージック、CastboxなどのPodcastで番組とリンクして配信中! 飛騨高山の美しい風景とアニメ文化をつなぐ、唯一無二のラジオ番組! 「Hit’s Me Up!」を聴けば、新たなエンタメの扉が開きます!Ks(ケイ)、湯浅一敏、飛騨・高山観光コンベンション協会 戯曲・演劇
エピソード
  • ボイスドラマ「縄文の扉」
    2025/12/13
    主人公・りんご(CV:坂田月菜)は、同級生のトウマと訪れた堂之上遺跡で、奇妙な“赤い光”に飲み込まれ、気がつくと縄文時代の集落へ。そこで出会ったのは、りんごと瓜二つの少女・カヤ。彼女は新しい命を抱えながら、病で苦しんでいました。言葉は通じない—それでも2人は星の下、火のそばで、食を分かち合い、心を通わせていきます。しかし病状は悪化し、りんごとトウマは“祈り”としての土偶づくりへ挑むことに・・・【ペルソナ】・りんご(14歳/CV:坂田月菜)=久々野に住む中学生。来年春には卒業・カヤ(14歳/CV:坂田月菜)=縄文女子。妊娠中。中央祭祀場で火守をしている・桃真=トウマ(14歳/CV:山﨑るい)=りんごの同級生。一番仲のいい男子【資料/【飛騨高山の縄文遺跡を巡る】飛騨高山旅ガイド】https://www.hidatakayama.or.jp/blog/detail_51.html※縄文人の言葉は擬音が多く、単語での会話をしていたと推測されています。諸説ありますが、アイヌ語が縄文語の言語的特徴を色濃く残している可能性が高い、という仮説が有力視されています。今回はアイヌ語をベースにした縄文語という仮定で縄文人の言葉を表現しています。[プロローグ:堂之上遺跡にて】◾️SE/小鳥のさえずり「りんご〜!こっちへおいでよ〜」トウマ(桃真)が竪穴式住居の前からアタシを呼ぶ。久々野町の堂之上遺跡公園。ここ、久々野中学校からちょっとだけ下ったとこだから、もうドキドキ。トウマと2人で会ってること、誰かに見られたらどうしよう・・ついつい周りをキョロキョロしちゃう。トウマはアタシの同級生。アタシと同じ、久々野中学校に通う3年生。初めて2人だけで会ったのは夏休み明けの9月。行ったのは、なんとりんご狩。ま、それには理由があるんだけど。嘘みたいだけどアタシ、今年の4月までりんごが食べられなかったの。それを克服するきっかけをくれたのがトウマ。だから、りんご狩に誘ってくれたんだ。農園の場所はアタシのうちと目と鼻の先。トウマのおうちがやってる観光農園だった。そりゃそうだよね。久々野のりんご狩なんだもん。たいてい知ってる農園だわ。トウマも生まれてから14年間で初のりんご狩体験だったらしい。農園の子なのにね。お父さんやお母さんもすごくもてなしてくれて。おみやげに久々野りんごをいっぱい持たせてくれた。農園の中では星のりんごにカットして、3玉も食べちゃったし。ふふ。それからは毎週のように、トウマがアタシを誘ってきた。トウマって女子の人気者だから、独り占めするのはちょっと心配。2人で会うのは月に1回にしようって決めたんだ。ってことで、10月は、自転車であららぎ湖までピクニック。始まったばかりの紅葉がすごく綺麗だった。11月は、ひだ舟山リゾートアルコピア。真っ赤に色づいた紅葉はもう最高。毎年見ている風景だけど、トウマがいると違って見えるから不思議だな。そ・し・て。今日が3回目。なのに、堂之上遺跡とは(笑)歴史の授業や史跡見学で何回も来てるし。そもそも縄文の炉(ろ)を発見したのは、久々野中学校の郷土クラブだったんだよ。久々野中学校の生徒から見れば、もう”自分ち”みたいなもんなんだから。なんで堂之上遺跡?そんなこと考えてたら・・・「りんご〜!早く〜?」また呼ばれちゃった。はいはい。「行くから待っててよ、トウマ」「ねえ、ちょっと見てみてよ」「なあに?」「竪穴式住居の中に赤い光が見えるんだけど」「え・・どこ?」「ほら、あそこ」「あ・・ホントだ」「なんだろう・・・それになんか声みたいなのも聞こえる」そう言って、トウマは中に入ろうとする。「ちょっとちょっとトウマ!入っちゃダメだよ!」「わかってる」「入らないでよ!私たちの大切な文化財なんだから」「煙出しのところから覗くだけだから」「そんなに身をのりだしちゃ危ないって!」「あれ?なんか平衡感覚が・・・おかしい・・・かも・・」「え・・あ、やだ・・私も・・」「りんご、手を離さないで!」目の前がぐるぐる周り始めた。公園の奥に復元された竪穴式住居の前。私たちのいる場所だけピンポイントで、空気が歪...
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    25 分
  • ボイスドラマ「木綿のハンカチーフ」
    2025/12/05
    岐阜・荘川を舞台に、東京へ旅立つリョウとそば農家を継ぐさくらのすれ違い続ける恋を描いたボイスドラマ『木綿のハンカチーフ』幼なじみとして育った二人。季節を重ね、夢を語り、未来を信じていた――あの春までは。変わっていく都会の暮らし。変わらない故郷の風景。最後にさくらが願った“たったひとつの贈りもの”とは?【ペルソナ】・さくら(22歳/CV:岩波あこ)=岐阜の大学を卒業して故郷・荘川へ帰り実家のそば農家を継ぐ・リョウ(22歳/CV:岩波あこ)=岐阜の大学を卒業して故郷・荘川を離れ東京へ就職する【資料/木綿のハンカチーフ】https://www.uta-net.com/song/4548/【資料/歌詞の意味を考える 〜「木綿のハンカチーフ」編〜】https://www.mc-musicschool.com/post/lyrics-momennohandkerchief【資料/「木綿のハンカチーフ」奈良姉妹】https://youtu.be/QSV9lFgFFS0?list=RDQSV9lFgFFS0【プロローグ:3月/ふるさと・荘川での別れ(蕾すら膨らんでいない荘川桜の前で)】※FM放送のみ楽曲使用「木綿のハンカチーフ」※配信はフリー音源恋人よぼくは旅立つ 東へと向う列車で、華やいだ街で君への贈りもの 探す 探すつもりだいいえ あなた私は 欲しいものはないのよただ都会の絵の具に 染まらないで帰って■SE/小鳥のさえずり「おれ・・・東京に就職、決まったんだ」「え・・・」「さくら、ごめん」「リョウ・・・」「ひとりで決めて」「そう・・・」「デザイン会社受けて、内定もらったんだけど、東京本社勤務だって」「おめでとう」(※寂しそうに)「え・・・」「よかったじゃない・・・夢がかなって」(※寂しさを押し殺して明るく振る舞う)「さくら・・」一年前の遅い春。リョウが卒業後の進路について話したのは、落下盛んな荘川桜(しょうかわざくら)の下。私は必死で涙をこらえ、御母衣湖を見つめていた。私たちはここ荘川に生まれ、荘川で育った幼馴染。岐阜にある大学の、同じ学部に通う大学生だった。そして、お互いに、かけがえのないパートナー。夏休みには必ず一緒に荘川へ帰って、実家の農業を手伝った。うちの実家はそばを栽培する農家。夏は、裏作のトマトとキュウリを収穫する。リョウの実家は林業だったけど家には帰らず、うちの畑へ。「林業なんて絶対に継がない」と、いつも言っていた。今年は、2人で過ごす最後の夏。夏野菜を収穫したあと、いつものように荘川をドライブ。彼の運転で、涼しい湖畔の夜を楽しんだ。三谷(さんだに)の自然水(しぜんすい)を水筒に注いで2人で回しr飲み。魚帰り(うおがえり)の滝でマイナスイオンを浴びれば心まで洗われる。荘川桜公園の駐車場に車を停めて2人で見上げた満天の星。青葉をまとった荘川桜が夜空にざわめく。展望台から眺める下流の御母衣ダムは、神々しくさえ見えた。時には156号を北上して、白川郷へ。「合掌造りに住んでみたいな」冗談だか本気だかわからない目をして私を見つめる。リョウと一緒の時間は、いつだって切なく、儚い。時間よ、止まれ。大学最後の夏休みは、まるで夢のように過ぎ去っていった。■SE/吹雪の音短い秋が過ぎ、冬将軍の足音が近づいてくる。こんなに冷たい雪、心まで凍るような冬は初めてだった。いつも楽しみにしていたのに、今年は・・・”春よ、来ないで”本気でそう思った。それでも、時間は残酷だ。決して待ってはくれなかった。■SE/小鳥のさえずり「がんばってね!」(※寂しさを押し殺して明るく振る舞う)「うん・・・でも」「なあに?」「ごめん・・・オレ だけひとりで」「そんなこといま言わないで」「ごめん・・・」なごり雪がまだ山肌に残る弥生・3月。リョウが旅立つ朝。荘川の里前のバス停。リョウは路線バスで高山駅へ。名古屋から新幹線に乗り換えて東京へ旅立つ。私は、高山駅まで一緒に行って見送りたいって言ったんだけど・・・「さくらの顔を見てたら、特急ひだに乗れない」そう言って、バス停での見送りになった。大きなスーツケースを引いたリョウが、泣きそうな笑顔で私を見る。「寒くないかい?」「うん・・少しだけ・・」「東京から、思いっきりおしゃれなマフラー贈ってあげるから!...
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    22 分
  • ボイスドラマ「サトリ」
    2025/11/28
    耳が聴こえない少女・凪心を読める妖怪・サトリ──音のない世界でたった一人の声が届いた。冬の高山で再会した二人。けれど、別れの時は近づいていて——静かであたたかな再生のファンタジー・・・【ペルソナ】・凪(ナギ)(14歳/CV:山﨑るい)=生まれつき耳が聞こえない少女・覚(サトル)(14歳/CV:山﨑るい)=人の心が読める妖怪サトリ・歴史教師(24歳/CV:岩波あこ)=妖怪や民話・伝承が大好きな歴史教師【資料/妖怪・覚(サトリ)】https://yokai.jp/yokai/satori【資料/妖怪・山童(岡本綺堂/飛騨の怪談)】https://www.aozora.gr.jp/cards/000082/files/49682_51215.html[プロローグ:記憶の中の声】■SE/虫の声〜フェードアウトしていく「・・・い。お〜・・・い。お〜〜い」それは、私が初めて聴く・・”音”だった。「お〜〜い」山の向こうから響いてくるような・・”声”。あたりをキョロキョロ見渡してもどこにも声の主は見当たらない。声を探して、私は山へ山へと入っていった。10年前。私は4歳のときに”神隠し”にあった。いや。神隠しなんて迷信を信じているわけではない。だが確かに私は、3日間父や母の前から消えてしまったのだ。3日後に発見されたのはなんと日和田高原の石仏群。馬頭観音の前にちょこんと座っていたという。その3日間のことは、なにひとつ覚えていない。ただ、すごく幸せなひとときだった・・・そんな記憶がぼんやりと残っている。初めてできたおともだちと仲良く過ごしたような・・・いつまでもずうっと楽しく語り合って。でも、それは絶対にありえない。だって私は・・・耳が聞こえないのだから。[シーン2:中学校】■SE/学校のチャイムの音〜フェードアウトしていく神隠しから10年。私は高根町から朝日町の中学校までスクールバスで通っている。私の住む町にはもう小学校も中学校もないから。先生が黒板の文字を消しながら話している。後ろを向いて話してると何言ってるかわかんない。最近、無理に唇を読むのをやめた。疲れるし。筆談もみんなの手をとめちゃうからやんない。手話?・・実は私、手話も上手じゃないんだ。どうしてかっていうとね・・・■※ここから回想高山には”ろう学校”ってないの。うちはお父さんもお母さんもおじいちゃんもおばあちゃんも健常者なんだ。普通は幼い頃からろう学校で手話を習うか、家族が手話を習ってコミュニケーションをとるんだって。うちの場合は・・・お父さんが家具職人。清見の工房で夜遅くまで働いてる。お母さんは市街地の総合病院で働く看護師。おじいちゃんとおばあちゃんはゴルフ場で住み込みの管理人。結局、私はいつもひとりぼっち。朝から夕方遅くまで過ごすのは町内の託児所。小さいうちに人工内耳を入れることもなく、手話も習わなかった。家族も手話ができるわけじゃなく、近くにボランティアもいない。こういうのなんて言うかわかる?言語剥奪っていうんだよ。幼ない頃から手話のような”言語”に触れる機会がないと、コトバってものが理解できなくなっちゃうんだ。で、私に残された方法は”読話(どくわ)”。唇や口の動きを見てなにを言っているのかききとること。いや、いきなり、それはハードル高過ぎでしょ。そんなときに神隠し・・でも神隠しのあと、私は少しだけ唇を読めるようになってたんだ。両親も祖父母もびっくり。おばあちゃんなんて、「やっぱり神様が連れてってくださったんだ」って。小学校のときはみんなマスクしてたから最悪。誰がなに言ってんのか、まったくわかんなかった。その頃たまに、手話ボランティアの人がきて少しずつ手話を教えてくれるようになったけど。中学へ入学したあとも、学校で私、手話はほとんど使わない。だって、誰も手話なんてわかんないんだよ。私一人のためにみんながわざわざ手話覚えるとかって、ないし。気を遣って話しかけてくれたりする友だちもいたけれど。先生のお話も、早口で読み取りにくい。やがて中学2年になった・・ある晴れた冬の日・・・[シーン3:転校生】■SE/学校のチャイムの音〜フェードアウトしていく「はじめまして。御嵩(みたけ)から引っ越...
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    25 分
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