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  • 映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形~

  • 著者: 稲田 豊史
  • ナレーター: 日暮 哲也
  • 再生時間: 7 時間 51 分
  • 4.3 out of 5 stars (106件のカスタマーレビュー)

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映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形~

著者: 稲田 豊史
ナレーター: 日暮 哲也
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あらすじ・解説

本タイトルには付属資料・PDFが用意されています。ご購入後、デスクトップのライブラリー、またはアプリ上の「目次」でご確認ください。(アプリバージョン:Android 2.40以上、iOS 3.11以上)

なぜ映画や映像を早送り再生しながら観る人がいるのか――。なんのために? それで作品を味わったといえるのか? 著者の大きな違和感と疑問から始まった取材は、やがてそうせざるを得ない切実さがこの社会を覆っているという事実に突き当たる。一体何がそうした視聴スタイルを生んだのか? いま映像や出版コンテンツはどのように受容されているのか? あまりに巨大すぎる消費社会の実態をあぶり出す意欲作。

©2022 Toyoshi Inada (P)2022 Audible, Inc.

映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形~に寄せられたリスナーの声

総合評価
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ナレーション
  • 4.5 out of 5 stars
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ストーリー
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  • ポポス
  • 2022/11/18

3.5倍速で視聴。この著者は「芸術崇拝」の信者。カルト宗教のパンフレットのような一方的な決めつけの本。新書とは言えレベルが低すぎではないだろうか。

気になっていた本なので視聴。だが聴き始めてすぐに怪しさが漂ってきた。著者は「かつては自分も倍速視聴をしたことがありました。だがそれは間違いだった。そんな風に消費しても作品の本質を何もわかっていなかった」という懺悔を始める。こういう始まりはだいたいよろしくない。なぜならこの後は、立ち直った自分がいまだに倍速視聴をしている愚かな人間を裁くという流れになってしまいがちだからだ。そして事実この本はそうなっている。
著者は、倍速視聴をしている人間(特に若者)はいかに馬鹿で、無知で、時代に流されているだけの愚かな存在なのか、ということを説教している。しかもその全てがなんとなくの決めつけ、適当な推論である。わざわざ本にして読むまでもないような誰でも知ってる時代の変化を根拠にして、いかに現在の若者が堕落しているか、というお説教が続く。何も真新しいものはない。
私はむしろ、なぜ著者がここまで芸術をありがたがるのか。例えば、映画は二時間ならちゃんと二時間の意味がある、という主張の中に「芸術崇拝の思想」が見出せる。映画は監督が作ったものであり、その細部にまで作り手の意味が込められている。観客である我々が映画を早送りすることは許されない。
これはかつてのキリスト教が、聖書は神が書いたものだから一字一句に意味がある、変な解釈をせずに素直に受け止めてなければならない、という考えに似ている。ヨーロッパではこの流れで「芸術崇拝の思想」というものが生まれた(詳しくは『芸術崇拝の思想』白水社)。近代以降の世界は機械化が進み、人間もそれに合わせて自らを機械化してしまう。それに抗うためのトリックスター=芸術家である。この著者は単純に自分が芸術崇拝の思想にどっぷり浸かっていることを知らずに、自分以外の考えを潰そうとしているだけなのでは。
著者の懸念もわかる部分もあるが、そもそも論の立て方が間違っているのだ。例えばYouTubeやNetflixを2倍速で見ることで「細部に込められた意味や、沈黙の時間の意味」を見逃してしまう、という懸念を表明しているが、これが間違っている。そもそもYouTubeやNetflixは「退屈な時間を潰す」ためのコンテンツである。Netflixの宣伝文句は「退屈は犯罪だ」というディストピア感溢れる強烈なものだ。これに対抗するために人間性の回復など唱えても無意味である。そしてこの本の欠点はおそらく、YouTubeやNetflixを肯定しつつ、同時に人間性の回復も試みるという、矛盾した命題を無理矢理繋げたところにある。
そうではない。「YouTubeもNetflixも捨てて本を読め!」こういう論の立て方の方がまだましだったのではないか。

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  • ユーキ72
  • 2022/11/21

情報処理能力が上がっているのか

45歳ですが動画は倍速で見たりします。
Audible も聞き取れる範囲で速度を上げていきます。
自分の知ってる範囲は速い速度で聞きますが、新しい知識に関してはゆっくり聞くようにしています。
コンテンツが増えていろんなものを見て行きたいという欲望に駆られます。
その中から新しい発想などが生まれることもあります。
中には等倍で見る作品もあります。
脳をゆっくり休めたい時です。
速度が調整できる他の選択肢が増えたことは大変望ましいことと思います。
インターネットは人類を幸せにしてるなぁは感じます。

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  • MJK
  • 2022/11/20

色々考えさせられます、という意味で良書

・星一つのレビューを見て、かえって面白そうと思い聞いてみました。3.5倍速はさすがに厳しいので、2.5倍速くらい。

・全体として、印象や一部の人のインタビューを元にした推論が少なくはなく、昔から連綿と続いてきた若者への批判を感じなくはない。

・しかしながら、「分かり易いものを求める人は昔からいた」、「それがSNSなどで可視化された」、「可視化されたが故に影響力を持った」など、納得できる推論も多い。

・鑑賞(そのものが目的)と消費(結果が目的)があり、消費が強くなってきているからこのような現象が起きているのではないかという推論も、とても共感できる。

・あとがきにあった「議論を始めたいから書いた」という点で、この本は成功していると思う。聞きながらメモを取っていたが、結構考えさせられるところが多く、その意味で良書。

・あとは、あとがきの「でも、倍速で映画視聴ってなんだよ」というのもとても分かる(笑)

・私自身は映像をほとんど見ないので、映画やドラマについてはよく分からない。でも、Audibleでは確かに倍速したりする。それでも、ものによるが聞き取れるのは2.5倍速くらいかなー。通常速度だと遅すぎるのもあったりする。
あと、最近、Audibleだと小説は聞きにくくて、紙の方が良いなと思い始めてる。
(朗読者の色が出すぎて、上手くいかないことが多い。逆もしかりだが。)

・なお、「ダンジョンに出会いを・・・(ダンまち)」はタイトル通りの中身じゃないと思います。ハーレムにはなるけど、中身は熱血系だしね・・・、というところで、著者の人はこの作品読んでないなとは思いました。

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  • すぃん
  • 2023/11/06

フラットな視点・タイトル通り

 あとがきでも書かれているが、筆者のスタンスは映画は「消費コンテンツ」ではなく「鑑賞作品」であって欲しいという立場なので、倍速視聴派の方にとってはモヤつく表現が全体的に多いと思う。
 私は映画の倍速視聴に何も感じない(自分はしたことがないが)人なので、筆者に共感が出来なかった気がするが、フラットな視点は好感だった。
 人々の視聴スタイルが変化していくことを許容する姿勢はステキだと感じたし、視聴スタイル変遷や、その他の現象との関連性を考察されているところは勉強になった。
 映画はそのまま観ているが、オーディブルは1.3~1.5倍速が私にはちょうど良いなぁ。

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  • Amazon カスタマー
  • 2023/11/05

分かりやすく説得力ある内容

タイトルに興味を惹かれ聴きました。
内容が大変丁寧で説得力ある考察でした。
また、一方的にどちらがいいと決めつけずに両者に理解を示している点に共感できた。

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  • たしわたしわ
  • 2023/04/19

繰り返し見ることを機能性食品を摂取すると表現するのなら

繰り返し見ることが機能性食品だと言いたい気持ちはわからなくない。
だが、美味しいと思ったものはラーメンだろうと寿司だろうと焼肉だろうと繰り返し食べるのだ。繰り返し同じものを見る事は、いつ何時に食べても美味しいものを食べるという事だと表現される方がまだしっくりくる。
また、等倍でないと隅々まで味わい尽くせないと表現しているが、等倍だからといって隅々まで見れる訳では無いし、繰り返し見ないとも限らない。ラーメンだって毎食スープまで飲んで完食する事は無いのだから、そういう意味では、隅々まで味わい尽くせる事の方が多くないともとれる。
さらに、友人などからオススメなどを聞いてハズレを引きたくないと書かれているが、筆者は食べログなどを使って外食に行かないのか?食べログもハズレを引かない為のものだろう。食べログが今なお使われている以上、大体の人がハズレを引きたくないんだよ。
作品鑑賞だけに始まったことではない。
最後に、筆者の言うように、鑑賞の定義がただ作品に触れる事を意味し感情の大半を喜びが占めるとするのであれば、2倍速で見ていようが、その人が心からその作品に出会えて良かったと思えれば、それは鑑賞になる訳で。そこに他人からの文句は無粋なのでは?大食いだろうが早食いだろうが、その人が心から美味しいと思えればそれで良いではないか。
確かに2倍速とスキップを多用してコンテンツとして消費する人達は多くなってきているが、それらを事例として2倍速それ自体が悪だと断定する事はできないのではないか。

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  • ふくちゃん
  • 2023/03/14

筆者の感想文

書店で試し読みして面白そうだったので読んでみた。多くが筆者か筆者が取材した人物の考えをもとに作成されているので、あなたの感想では?と思う場面もある。ただ、映像媒体の歴史を辿り、なぜ今の現状になったのかを説明しているところは面白かった。今だけを切り取って良し悪しを考えるのは良くないと思わされた。

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  • レビュア
  • 2023/02/06

共感してても1.35倍速で聞いてる自分

消費するコンテンツは出来る限り限定しているんだけど
それでも知りたくなってしまうから倍速する
「友達と共感したい」って目的ではない倍速だからと自分を諭す

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ハーブドッグのプロフィール画像
  • ハーブドッグ
  • 2023/01/26

ジェネレーションギャップを感じました

意味はわかっても、感覚的に理解が難しい、そんな感覚がとても新鮮で刺激的でした
信じられない、信じたくない、でもそれが当たり前になる(なっている)こともなんとなく想像できる、心当たりがある…
未来を語るどんな本にも、その通りになるのか、ならないのか、当たり外れはあるかと思います
でも、現時点でその答えは誰にもわかりません
これも起こり得る”常識の変化”の1つとして楽しく読ませていただきました
特にエンタメと関わる分野で働かれている方にとっては、読んでおいて損はないと思います!

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  • Amazon カスタマー
  • 2023/01/25

割と感情の起伏が感じられるが最後まで読むべき良書

著者が,やはり新しい若者文化に違和感やある種の嫌悪感を抱くのは自分も分かる。
おそらく書ききれなかった部分に
どうしても看過できないものがあったのだろうと推察出来る。
ただ たまに若者に対して辛辣すぎる箇所が出てくるので そこで頭に来て読むのをやめたくなる時もあった。
むしろ貧困をもたらした世代が反省すべきなのでは無いかとも感じた。

しかしその点においても 最後に赤裸々に自戒されている。
質の良い鯛焼きのように
最後まであんのぎっしり詰まった 知見溢れる良書だと思う。また
同じく若者文化に違和感を覚える自分にとって
一つの 溜飲の下げ方を提示された気持ちにもなった。

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