Audible会員は対象作品が聴き放題、2か月無料体験キャンペーン中

  • 人間腸詰

  • 著者: 夢野 久作
  • ナレーター: 伊原 農
  • 再生時間: 1 時間 24 分
  • 4.4 out of 5 stars (17件のカスタマーレビュー)

Audible会員プラン 無料体験

2024年5月9日まで2か月無料体験キャンペーン中!詳細はこちらをご確認ください
会員は12万以上の対象作品が聴き放題、アプリならオフライン再生可能
プロの声優や俳優の朗読も楽しめる
Audibleでしか聴けない本やポッドキャストも多数
無料体験終了後は月会費1,500円。いつでも退会できます
『人間腸詰』のカバーアート

人間腸詰

著者: 夢野 久作
ナレーター: 伊原 農
2か月間の無料体験を試す

無料体験終了後は月額¥1,500。いつでも退会できます。

¥ 1,200 で購入

¥ 1,200 で購入

下4桁がのクレジットカードで支払う
ボタンを押すと、Audibleの利用規約およびAmazonのプライバシー規約同意したものとみなされます。支払方法および返品等についてはこちら

あらすじ・解説

あっしの洋行の土産話ですか。イヤハヤどうも……あんまり古い事なんで忘れちゃいましたよ。何なら御勘弁願いたいもんで……ただもうビックリして面喰めんくらって、生命からがら逃げて帰けえって来たダケのお話でゲスから……。……ヘエ……あの話。あの話と申しますと?ヘエ。世界が丸いお蔭で、あっしが腸詰になり損なった話……。うわあ。こいつあ驚いた。誰からお聞きになったんで。ヘエ。あの植木屋の六から……弱ったなあドウも。飛んでもねえ秘密をバラしやがって……アイツのお饒舌と来た日にゃ手が附けらんねえ。死んだ親父から聞きやがったんだナ畜生……誰にも話したこたあねえのに……。 それじゃそのガリガリの一件から世界のマン丸いわけが、わかったてえお話を冒頭からやって見やすかね……ガリガリてなあ人間を豚や犬とゴッチャにして腸詰にする器械の音なんで……ヘエ。亜米利加に今でも在る。旦那様も御存じ……ヘエヘエ……そのガリガリの中へあっしが這入損そこねたお話なんでゲスからアンマリ気持のいいお話じゃ御座んせん。亜米利加では人を殺すとアトがわからねえように腸詰めにしちまうんだそうですからね……。1904年。アメリカのセントルイスで開催される万国博覧会に、当時27歳の腕のいい大工の治吉は、植民地であった台湾館の建設へ派遣される。開幕後も入り口に立ち、客寄せを行っていると、目玉の烏龍茶を給仕する娘二人、チイチイとフイフイから色目を使われるようになる。ある夜、若さ故から春吉は、そのうちの一人チイチイと会場を抜け出し、連れられていくがままある館に到着する・・・。 グロテスクなタイトルとテーマから、ホラー・スプラッターものの小説をイメージしてしまうが、本作の最大の特徴は、その語り口と、オチの付け方であろう。一見するとグロ"そう"で気持ち悪"そう"な話だが、グロい。気持ち悪い。で終わらせない、なんともモヤモヤした、オチで、強烈なテーマを中和する語り口。本当に気持ち悪いのは、直接的な描写か。説明できない「世界が真ん丸いわけ」か・・・。
(C)Pan Rolling

人間腸詰に寄せられたリスナーの声

総合評価
  • 4.5 out of 5 stars
  • 星5つ
    10
  • 星4つ
    4
  • 星3つ
    3
  • 星2つ
    0
  • 星1つ
    0
ナレーション
  • 4.5 out of 5 stars
  • 星5つ
    9
  • 星4つ
    4
  • 星3つ
    1
  • 星2つ
    0
  • 星1つ
    0
ストーリー
  • 4.5 out of 5 stars
  • 星5つ
    8
  • 星4つ
    4
  • 星3つ
    2
  • 星2つ
    0
  • 星1つ
    0

カスタマーレビュー:以下のタブを選択することで、他のサイトのレビューをご覧になれます。

並べ替え:
絞り込み:
  • 総合評価
    5 out of 5 stars
  • ナレーション
    5 out of 5 stars
  • ストーリー
    5 out of 5 stars
蔵六のプロフィール画像
  • 蔵六
  • 2022/06/04

ナレーション見事

伊原氏の朗読は初めて聞きました。
明治時代の職人ことば(江戸弁)かくあらんと思うばかりだ。
歯切れ、アクセント良く、言葉も良く聞き取れる。
見事です。

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

ありがとうございました。

あなたはこのレビューを報告しました!