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  • 細雪

  • 著者: 谷崎 潤一郎
  • ナレーター: 斉藤 範子
  • 再生時間: 32 時間 7 分
  • 4.5 out of 5 stars (48件のカスタマーレビュー)

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『細雪』のカバーアート

細雪

著者: 谷崎 潤一郎
ナレーター: 斉藤 範子
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あらすじ・解説

船場の旧家、蒔岡家の四姉妹、鶴子、幸子、雪子、妙子。
父は既に他界し、蒔岡家の全盛は過ぎ、衰えつつあった。

長女の鶴子は婿入りの当主と本家で暮らし、
次女以下の3人は、阪急蘆屋川の分家――幸子の家で生活するのが常となっていた。

幸子夫婦の気がかりは、三女雪子と四女妙子の将来についてだった。

雪子は三十歳になるが、未だ“娘さん”だった。
とはいえ大きな問題を抱えていたからというわけではなく、
大きな原因は、家名にふさわしい相手をという選り好みと、
当人の日本趣味で引っ込み思案な性質にあった。

一方で妙子は奔放で、幼なじみとの色恋沙汰で新聞を賑わせたほどだった。
芸術趣味の彼女には独創の才があり、個展を開くほどになっていた。
金回りも良く、また騒ぎとなった幼なじみとはまだ交際を続けてはいたが、
姉である雪子より先に結婚してはと慮り、現在の関係に留まっていた。

対照的な未婚の妹たち。
幸子の知人友人たちも気をまわし、雪子に縁談を持ちかけてきてはくれるものの、
なかなか良縁には巡り合えない……。

昭和初期という激動の時代のなか、上流階級の日々は流れる。
結婚問題、外国人家族との交流、病気、災害……。
ときに緩やかに、ときに激しく移り変わってゆく、蒔岡家の日常――。

阪神間モダニズム時代の上流大阪人の生活を描いた、谷崎潤一郎の代表作。

谷崎潤一郎
1886年(明治19年)東京日本橋で生まれる。家業が傾き、住み込みで書生となり家庭教師をしながら学業に専念。1908年に東京帝国大学国文科に入学。1910年大貫晶川、小泉鉄らと第2次『新思潮』を創刊、『誕生』や『刺青』などを発表。1911年授業料未納のため退学。1915年 石川千代と結婚、1930年離婚。関東大震災後は関西へ移住し『吉野葛』『春琴抄』を発表。 1931年 古川丁未子と結婚、1934年離婚。1935年森田松子と結婚。1959年 右手に麻痺症状が出て、口述筆記にり執筆。1965年79歳で死去。
©2021 PanRolling

細雪に寄せられたリスナーの声

総合評価
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ナレーション
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ストーリー
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うさぎのプロフィール画像
  • うさぎ
  • 2022/02/11

ナレーションがイマイチ

作品に出てくる外国人のセリフをしつこいほどに「外国人風」に読んでいるナレーターが不愉快でならなかった。外国人がなまった日本語しか喋れないという偏見に取り憑かれているだろうが、谷崎の時代でも今の時代でも綺麗な日本語を操れる外国人はいくらでもいる。相手を馬鹿にしているとしか思えず、これなら紙の本で読んだ方が良かったと後悔した。

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みどりちゃんのプロフィール画像
  • みどりちゃん
  • 2022/12/27

勉強になりました

没落しつつあるとはいえ舟場のお嬢様方の話は、結局は別世界のお金持ちの世界の話やろなと思いつつ聴き進めましたが、現代も多分同じで、お金持ちだろうと貧乏だろうと、それぞれ苦労が次から次へと押し寄せるのが人生やなと改めて思いました。正しく生きているつもりでも、他の人から見たらそうで無いこともあるし、正しいことが必ずしも良いこととも判らないし、皆が幸せを求めていることには違いないけど、人生は簡単にそんなふうには進まない。
それでも一生懸命に生きてゆくしか無いのだ。その人なりに。
読後はスッキリしません。
ただ、明治大正昭和とこのように生きた人がたくさんいて、今があるのだということを強く強く感じました。

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匿名のプロフィール画像
  • 匿名
  • 2024/02/29

口三味線の唄声にうっとり

十五項で出てくる唄には、驚いて聴き入ってしまった。なんて素敵な…こんな朗読体験ができるなんて。
本を眺めながら同時に聴くと、いかに読み方に仔細な工夫がなされているかが分かり、感動してしまいました。長尺だけど終わらないでほしいと思いながら大切に聴きました。

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精神にも快楽は必要のプロフィール画像
  • 精神にも快楽は必要
  • 2024/01/08

圧巻のナレーション、声色多彩、関西弁も完璧

ナレーションがすばらしい。一人で朗読していると思えないほどに、老若男女から外国人と声色を使い分け、あたかもラジオドラマのよう。『細雪』の特長である関西弁は、関西出身のわたしが聞いても違和感のない流暢さです。

『細雪』は昭和初期の本格的な文学。でも注なしで楽しめます。現代では馴染みのない固有名詞がたしかに出てきます。そもそも中公文庫版『細雪』(全)だって、注がありません。文脈で把握できます。

声色豊かなナレーションによって、谷崎潤一郎の情緒・描写が鮮明にイメージ化され、映画を見るように時と文が流れていく。本を取らずとも姉妹がそこにいる。

読む前の期待値をはるかに超えて、あまりの面白さに、あっというまに聞き終えてしまいました。

おすすめです。

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  • Amazonのお客様
  • 2023/11/03

自分の日常の傍らに、耳で聴くもう一つの日常

一人として同じ声色のない、緻密に工夫されたイントネーションや自然な船場言葉によって、まるで目の前に登場人物たちがいるかのように感じられました。素晴らしいナレーションでした。
彼女たちの日常世界が耳を通して鮮やかに立ち上がってきて、ページをめくりながら目で読むだけでは得られない体験をしたように思います。
再生時間はとても長いですが、少しずつ聴き進めていくことで、自分の生活の傍らに常に『細雪』の世界が寄り添ってくれているようで、それもまた良かったです。だからこそすべて聴き終わったとき、言いようのない寂しさを感じました。
これほどオーディオ向けの作品もなかなかないかもしれません。おすすめです。

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柚木翔平のプロフィール画像
  • 柚木翔平
  • 2023/10/02

最高です

圧倒的ナレーションがうまいです。
昭和初期の、その場所に降り立ったような気さえする臨場感、空気感を感じました。ずっと心地よい。
大好きな作品。

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南 宏和のプロフィール画像
  • 南 宏和
  • 2023/09/05

ストーリーがないので惹き込まれない

ある時代のある地域のある階層の生活及び風俗を、核となるストーリーもなくだらだら漫然と書いているだけで、小説としての面白みがまったくなかった。船場言葉を使う芦屋夫人の典雅な世界を描きたかったのでしょうが、親戚付き合いに翻弄される有閑階級の窮屈な生態を描いているだけで、延々と続く描写にいったい何の意味があるのか?と思ってしまいます。
谷崎潤一郎の魅力は変態性なのに、「細雪」はどこまでも健全で市民的な常識の範疇にあって、谷崎的な妖しい毒がまったくない。
しかも、長い小説を括るラストの一行は、「下痢はとうとうその日も止まらず、汽車に乗ってからもまだ続いていた」ですからあまりの奇天烈さに唖然としました!(笑)
なぜこの小説が近代日本文学の代表作と言われるのか、どうしても解らないです(ー。ー#)

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佐々木浩一のプロフィール画像
  • 佐々木浩一
  • 2023/09/02

佐々木

幾人もの声色を使ったナレーションが素晴らしい。日本の伝統的文化か近代的文化を端々に表現されていて、現代でも色褪せない大傑作です。

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Amazonカスタマーのプロフィール画像
  • Amazonカスタマー
  • 2023/07/01

永遠に聴いていたかった

痴人の愛があまりにイライラした為、もう2度と谷崎潤一郎作品は読まない!と思っていたが、細雪は、同じ人が書いたのかと思うくらい( タエコは若干ナオミと被るが ) 心穏やかに、永遠に聴いていられる作品だった。
深く考察したらもっと味わい深いんだろうと思うが、上辺だけ軽く聴いていても充分に満足できる。登場人物の皆が陰陽ある中、テイノスケは神様だったなー。
小説のラストは...思わず、え!!!
ある意味一生忘れない。。。

ナレーションが素晴らしすぎた。
聴きやすく耳心地よく、最高。

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膝痛もんのプロフィール画像
  • 膝痛もん
  • 2022/11/24

素晴らしい!

ナレーションの変幻自在さに感服いたしました。素晴らしい!

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