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知っておきたい 日本の漢詩 第五回 儒教再審――荻生徂徠
- ナレーター: 宇野 直人
- 再生時間: 56 分
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月日は百代の過客にして
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かくして江戸・深川から日光、那須野と北上し、白河の関を越え、松島、平泉と奥州の道をゆく。立石寺、出羽三山、象潟(きさがた)などを巡り、北陸に出て越後、金沢を南下し、結びの地・大垣に至る。一五〇日余、約二四〇〇kmの行程であった。その後、何度も推敲が重ねられ「おくのほそ道」は完成する。
名文・名句が散りばめられた芭蕉の最高傑作ともいえる「おくのほそ道」は、今なお人々の心を漂泊の旅へといざなう・・・
<収録内容>
01 タイトル
02 百代の過客
03 旅立
04 草加
05 室の八島
06 仏五左衛門
07 日光
08 黒髪山
09 那須
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11 雲岸寺
12 殺生石・遊行柳
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14 須賀川
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【内容紹介】『世界の思想や芸術、文化に多大な影響を及ぼす、聖書と並ぶ古典中の古典、ギリシア神話。人気作家の阿刀田高さんが、多彩で豊富な物語の枝葉を巧みに整理し、有名なエピソードを取り上げてわかりやすく解説します。神話を紹介しながらも、その神話が現代にどう生きているのかにも触れていて、非常に興味深い講話です。これを聴けばあなたはもう“ギリシア神話通”。 【講師紹介】作家 阿刀田高- 1935年、東京都生まれ。世界各国の古典を読み解いた『ギリシア神話を知っていますか』などがベストセラーとなった。日本ペンクラブ会長。
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プロに読んでもらってほしかった
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著者: 阿刀田 高
あらすじ・解説
漢字一つ一つが持つ個性的な形と意味、それらの組み合わせからさまざまにひろがってゆく境地が幻想的でもあり、夢のようでもある「ファンタスティック」な漢詩。
このシリーズは日本の漢詩について、さまざまの立場で歴史の舞台に登場した人々にスポットをあて、その作品と人生を解説する、という方式で進めてまいります。
<第五回 儒教再審――荻生徂徠>
荻生徂徠(1666~1728)は、江戸時代中期の儒学者。20代半ばまでは困学の日々を送りましたが、31歳の時、五代将軍徳川綱吉の側近である柳沢吉保(やなぎさわよしやす)に抜擢、重用されて種々の諮問に応えました。綱吉の逝去とそれに伴う吉保の失脚後は隠居し、研究と教育に専念しました。
徂徠は、朱子学が抽象的な思考に傾いて「世直し」という儒教本来の目標を見失いがちなことを嘆き、儒教の原点に戻ろうとしました。その中で行った古語の研究は、古典解釈の再検討を迫る業績として結実しています。また、哲学は本来、人の性情に基づくものであるとして、性情の表現としての詩文の創作・鑑賞を奨励・実践しました。さらに性情の研究のため、人間社会のあらゆる面に目を向ける必要を主張し、『源氏物語』などの和文古典や、浮世草子(うきよぞうし)、浄瑠璃(じょうるり)、歌舞伎に代表される町人文化を重視しました。そのため儒学者の読書範囲・研究対象は大きく広がり、儒教以外の〈諸子百家〉はもとより、国文学から芸術・芸能にまで及ぶこととなったのです。
<収録作品>
東都 四時の楽 其の一
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東都 四時の楽 其の三
東都 四時の楽 其の四
蘐州の新歳
春江 花月の夜
<宇野直人(うの・なおと)>
昭和二十九年、東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了、文学博士。現在、共立女子大学国際学部教授。著書に『中国古典詩歌の手法と言語』(研文出版)『漢詩の歴史』(東方出版)『漢詩の事典』(共著、大修館書店)など。平成十九年、NHKラジオ「古典講読――漢詩」講師、平成二十年より同「漢詩をよむ」講師。