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『眼を開く』のカバーアート

眼を開く

著者: 夢野 久作
ナレーター: テルヤン
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あらすじ・解説

     <内容紹介>
唯物弁証法的な考えを持つ小説家に起こったひとつの出来事。ある若い小説家が創作に専念するためにある山奥にこもる。
山奥でも情報を受け取れるように郵便局に頼んで新聞や手紙を手配してもらった。現れたのは背が高く人相は悪いが正直者で実直な性格の配達人・忠平。豪雪地帯の山奥に来る日も来る日も配達を続ける配達人。
いつしか小説家にとって配達してもらうことが当たり前の日々が続いた。
 

    年が明けた旧正月、小説家は配達人が流行性の眼病であるトラホームに罹患していることに気づく。そこで、街にいる妻宛に治療薬と黒眼鏡を手配して欲しいと手紙を送った。
手紙は自分が罹患するのを防ぐためそして情報を絶やさないためという利己的な判断。手紙の返信は例の配達人によってすぐに届けられた。
しかし、小説家は自分の創作に夢中で手紙を開封せずにとっておく。それから、大吹雪の日を境に小説家は配達人が来ないことに気づいた。
警察の手配によって猟師たちが配達人を探していると小説家宅を訪問。ことの事態を聞いて自責の念に駆られた小説家は悪いことばかり考えてしまう。
そこで小説家は配達人を探しに猟師達と大吹雪の中捜索を始めた。大雪の山奥、配達人の凍った遺体を見つける小説家達。眼の病気によって道に迷った配達人は寒さに耐えきれず凍死してしまう。
遺体を運び出し悲しみにくれる小説家。すると朝日が配達人の顔を照らし安らかな表情へと変化していく。
小説家は微笑んでいるような配達人の表情を見て感謝の涙を流した。
 

    <夢野久作(ゆめの・きゅうさく)>
日本の小説家、SF作家、探偵小説家、幻想文学作家。
1889年(明治22年)1月4日 - 1936年(昭和11年)3月11日。
他の筆名に海若藍平、香倶土三鳥など。現在では、夢久、夢Qなどと呼ばれることもある。福岡県福岡市出身。日本探偵小説三大奇書の一つに数えられる畢生の奇書『ドグラ・マグラ』をはじめ、怪奇色と幻想性の色濃い作風で名高い。またホラー的な作品もある。    

©2018 Pan Rolling

眼を開くに寄せられたリスナーの声

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